首領の自白調書

「すべて私がやりました…」ついに落ちた!首領がその重い口を開き、切々と己の罪業を語り出した。時に激しく、時に切なげに。

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金木犀の香り

2006-10-10 00:47:30 | ……
街には“キンモクセイ”の香りが漂っている。
この季節になると鼻が詰まったような妙な感覚に襲われる。
嫌いな香りではないのだが、何かムズムズするのだ。
そして、
この匂いを嗅ぐとあの時を思い出す。

  1996年10月――もう十年になるな……

生まれて初めての海外旅行。
調子に乗って作った「十年もの」のパスポートも
期限切れになっちまった。
その後、新婚旅行でハワイに行った時に使っただけだ。
まぁ、一緒にパスポート申請しに行った奴は
調子に乗って作った「十年もの」にも関わらず
それ以後、日本から出ることなく期限を迎えた。
そいつよりはマシか。そいつが実兄だということは
ここでは内緒にしておこう。

俺はそれまでの29年間の人生の中で

東は、中学の修学旅行で行った⇒東京
南は、高校の修学旅行で行った⇒高知
西は、これまた高校の修学旅行で行った⇒広島
北は、何となくぶらりと行った⇒北陸・輪島

と、お恥ずかしい限りの狭い行動範囲だった。
自慢ではないが、
九州など今日現在まだ行ったことがない!
北海道は一度、話はあったものの誰かのせいで頓挫した。
そいつが息子だということは、ここでは内緒にしておこう。

やはり最初の海外旅行は、

①ゴッドファーザーの聖地・シチリア(イタリア)
②ボブ・マーリィの墓参り(ジャマイカ)
③アポロ劇場で本物のブルースを聴く(ニューヨーク)

と、いろいろ夢を膨らませておったのだが、
諸事情で中国になった。

広州~桂林。

北京や上海ならともかく、広州?桂林?何じゃそりゃ!
と思ったが、連れて行ってもらうのに贅沢は言えまい。
兄貴の親友に石材店の社長がいて、
そこの会社の慰安旅行に便乗することになったのだ。

しかし、
この旅行が俺の後の人生を大きく変えるのであった。
この話はいずれ本にするので、詳しいことは書かないが
とにかく、おもしろかった!
いろんなエピソードがあったし、
メンバーもおもしろかった!もう二度と集まれないけど。

それ以降の俺の作品、特に中国関連の話には
この時の体験なり感じたことがいつも根底に流れている。
それは、

 「中国人の中には良い奴もいる。
  が、しかし、ほとんどの奴は、
  日本人から金を巻き上げることしか考えていない」

と、いうことだ!
奴ら日本人を見たら金だと思ってやがる!
国営の土産物売り場で平気でニセ物を売りつけやがる!
5つ星のホテルでニセ・ブランド売ってて、
おまけに店の前で写真撮るなって書いてある、確信犯じゃ!
何なんだ、あの妙な顔のミッキーマウスは!

中国という国は、国自体が嘘つきなのだ!

十年経って、経済的には裕福になっただろうが
人間の本質はそう簡単に変わるもではない。
あの時に出会った奴ら、一体どうしてるかな?
もう一度同じコースを回ってみたいもんだ。

反省としては、
もう少し歴史の勉強をして行くべきだった。
あの頃は歴史なんてものに全然興味なかったからな。
今なら、ずいぶん違った見方するのに。
とにかく、

いつか必ず、
広州のど真ん中で『何日君再来』を歌ってやる。
 
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アジア、アメリカ、ヨーロッパなど色々です。最近はまっているのはハワイですが、まあ、外国に行くのは