大橋むつおのブログ

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高校ライトノベル・学校時代・09『不法投棄を見つけてしまった』

2017-04-29 18:06:17 | エッセー
学校時代 09『不法投棄を見つけてしまった』


 昔のゴミ捨てはゴミ箱ごと集積場に持って行った。

 ちなみに学校の話である。

 取っ手が付いていたように思うのだが、木製だったか金属製だったか、記憶は定かではない。
 とにかく、ゴミ箱を集積場まで持っていき、ゴミを捨てた後、ゴミ箱は教室に持って帰った。
 労力という点では、その後のゴミ袋時代の倍はかかった。
 
 このゴミ捨てを嫌がるものはいたが、無精をかましてゴミ箱を放置してくる者は居なかった。

 教師になった昭和の50年代、ゴミ捨ては黒いビニール袋になっていた。
 ゴミ箱を教室に持って帰る手間がいらず、労力としては半分になった。
 またビニール袋なので、ゴミ箱そのものに触ることが無いので、かなり清潔になった。

「必ず、ゴミ捨て場(集積場)まで持って行けよ」

 学年はじめのゴミ捨てには、この注意をした。
 気を抜くと、すぐに不法投棄をされる。
 空き教室や、階段のゴミ箱、植え込みなどに不法投棄される。

 不法投棄を見つけた場合。

 事を荒立てずに、自分で捨てに行く先生と、不法投棄したクラスを突き止め、そのクラスの担任に返す先生とが居た。
 クラスを突き止めるには、ゴミ袋の中身を調べる。
 ゴミの中には、小テストや返却プリントが入っていることが多い、それが無い場合でもクラスを特定できるものは大抵入っていて、その証拠を二つ以上見つけてゴミ袋に貼りつけておく。
 で、たいていの担任は、あくる日に不法投棄した生徒に捨て直させる。

 正直手間ではあるが、こういうことをやっておくことが学校の秩序維持に繋がってくる。

「やー、やっぱりセンセのクラスきれいなあ」
 去年担任していたヤンチャクレが、教室を覗き込んで呟いた。
 ガサツでアナーキーな学校だったけれど、生徒は秩序と平和を望んでいる。
 迫り方はいろいろだし、迫るレベルもまちまちだけど、担任が自分の力量いっぱいにやっていれば、いつの間にか納得している。

「こら、また不法投棄したやろ!」とゴミ袋を突き付ける。

「俺とちゃうわ!」
 開き直られるのは、気分で怒ったり、それまでの指導にムラがあったりした場合だ。
「あ、バレてしもた?」
「バレバレじゃ!」
「しゃーないなあ((n*´ω`*n)」

 こういう風にいけば、入院しない程度のストレスで一年が過ごせた……。

 ちなみに、教師一年目は、新任三月目で入院し夏休みいっぱいベッドの上で過ごすハメになった。
ジャンル:
小説
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