大橋むつおのブログ

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高校ライトノベル・奈菜のプレリュード・10《今日は名前について考えた……ぞ!》

2017-02-09 06:23:01 | 小説5
奈菜のプリュード・10
《今日は名前について考えた……ぞ!》



 大阪府の教育長がパワハラ認定されよった。

 44歳の若い教育長は、偏見かもしれんけどイケスカンかった。
 あたしは、新聞はあんまり読まへんけど、この人が教育長になった時は新聞で知った。
 U学院の入学式の日に教育長になった人やから、よう覚えてる。
 行動力があって小回りが利きそうな人やけど、第一印象は「嫌なやつ」 思い込みが強そうで、なんでも自分が一番。一番と違っても、そう人を言いくるめてしまいそうな強引さを感じて、あたしはええ印象を持たへんかった。なんせ名前が、小学校の時に憧れてた先生といっしょやから、それだけで嫌やった。

 女の子の好き嫌いて、こんなもん。

 感覚的に一回いやや思うたら、なにをやっても嫌!
 で、今回は、それがドンピシャやったわけ。

 名前というと、大阪都構想。

 難しいことはよう分からへん。せやけど、街の境目やら名前をガラッと変えてしまうことは感覚的にいや。
 堺の市長さんが反対してはる。いろいろ理由は言うてはるけど「堺市は堺市です」この一言がしっくりとくる。

 例えば、阪神タイガース。
 日本で、これだけ負けてボロカスに言われても愛されてる球団はない。「阪神」いう名前があるから、ボロカスに言われても愛される。これがJR西日本タイガースとか、ソフトバンクタイガースでは締まらへん。どこかの知事さんやら市長さんの発想で、大阪タイガースにしてもあかん。ドーンと広く近畿タイガースでも似合わへん。

 むかし、近鉄バッファローズいう球団があった。オーナーは名前の通り近鉄。

 近鉄の駅中の立ち食いうどんの店のメニューに『バッファローうどん』いうのがあったらしい。肉うどんをしゃれて『バッファローうどん』いうてるのは、直ぐに分かる。
 それが不当表示いうことで、ただの『肉うどん』になってしもたらしい。らしいというのは、お父さんからの又聞きやから。
 せやけど気分としてはメッチャ分かる。

 前説が長い。本題はここから。

 今日は亮介アニキの彼女が来る。興味津々(この四文字打つまでは興味深々やと思てた)
 彼女が彼の家に来るというのは特別な意味があることぐらい、あたしでも分かる。あんまり興味津々なんで、親友の直美まで呼んだ。
 初訪問に相応しく、アニキが迎えに行ってお昼して、やってきたのは二時前。親友の直美は昼前から来て、あたしといっしょに昼ご飯の焼きそばを作った。

 今日は、仕事のシフトの関係でお父さんが家にいてる。もちろんお母さんも。この意味分かる?

 つまり、彼女を特別な存在として、うちの家族に認知させるために決まってる。
 お茶を運びに行って、しっかりチラ見してきた。三階の部屋から来るとこをスマホで撮ってたけど、間近で見ると印象がオーラになって感じられる。ブルゾン脱いだ下のセーターは、エンジと薄い水色のセーターに思い切ったブルーのスカート。こんな際どい色使いが似あう人はめったにいてへん。全体から受けるイメージはアナ雪のアナ。ちょっと吊り目やけど瞳が大きいんでメッチャ可愛い!
 髪の毛は三つ編みやないけど、きりっとポニーテール。顎と耳の延長線上に結び目を持ってくるとこなんか、心憎いほどさりげないオシャレ。ポニーテールいうのは顔の造作からうなじまで全部見えてしまう。よっぽどの自信……それもミテクレと違うて、内面に自信がないとでけへん。

 彼女は「ゆうこ」さんやいうことは分かった。まだ苗字も名前の字も分からへん。意外とお父さんと話が合うてる。

「大阪都構想、基本的には賛成です」
「二重行政の解消?」
「むつかしいことはわかりませんけど、一緒になって名前変わってもやっていこいう心意気が好きです」
「なるほど」

「奈菜、あんたとは合わんなあ」と、直美。
「直美は考えが浅い。あれは、さりげない間接話法や」と、あたし。

 ここまで読んだ、あなたには分かります?

                 奈菜……♡

ジャンル:
小説
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