大橋むつおのブログ

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高校ライトノベル・タキさんの押しつけ映画評・62『終戦のエンペラー』

2016-10-14 05:59:49 | 映画評
タキさんの押しつけ映画評・62
『終戦のエンペラー』
       

この春(2016年4月)に逝ってしまった滝川浩一君を偲びつつ


 これは、悪友の映画評論家・滝川浩一が個人的に流している映画評ですが、もったいないので転載したものです。


 文句が無い訳じゃないが、これをようまぁアメリカ人が作ったもんだと感心。

 インディーズ系…っちゅう訳でもないし~ う~ん、影で日本の資本がからんでるのかな? アメリカじゃまず集客は見込めないと思われる、原作は日本人の小説で、大東亜戦争の天皇の戦争責任をめぐる調査を縦糸に、マッカーサーの調査官を勤めたフェラーズ准将のロマンスを横糸に進行する。

 フェラーズのロマンスは全くフィクションだが、それ以外は総て実在の人物と実際の経緯に拠っている。ドキュメンタリー風ドラマのスタイルで、日本側の主張を正確に織り込んである。とは言え、ドラマとして見せるためにかなり単純化されてあり、事実はこんなに簡単な図式ではない。映画ではGHQ内で天皇の処刑を求めるのは大統領の回し者の少将一人だけだが、今 確実に知られている事実だけからしても実際は100倍以上複雑怪奇な仕組みになっている。

 再度、とは言え、これをアメリカ人が見て受け入れてくれるなら……その効果の程は計り知れない。アメリカ人だけの話でもあるまい、日本人でも この戦後の経緯を知る人は少なくなった。映画館はほぼ満員、ただし年齢層は相当高め……それでも良いんだけど、若い層に見てもらいたい。

 毎度の繰り言ですかねぇ チョイと一言、マッカーサーと会見した天皇が『戦争の責任は自分一人にある。懲罰を受けるべきはこの身一人であり、国民には一切責任がない』と言われたのはマッカーサー自伝その他で明らかです。映画館を出しなに「あれはホンマ?」なんぞと話している人がいたので念の為。

ジャンル:
小説
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