緑風院日月抄

そろそろ野望を高め、新たな一歩に踏み出すべきか。

年末年始時代劇4題~蒼龍:河井継之助~

2006年01月09日 19時45分14秒 | 文化
年末年始に拝見した時代劇について少々。

本日は、標記、日テレのドラマを。
(順番は見た順です。放送順ではありません。)

おそらく、今回の年末年始のドラマの中では、
「鍵屋の辻」と並ぶマイナーもの。
(「鍵屋の辻」のほうは見ていない。)

しかしながら、幕末ファン、司馬遼ファンならば
誰もが知っている越後長岡の”蒼龍”をついに
日テレがドラマ化してくれました。

主演はなんと今をときめく中村勘三郎。
個人的には、大石内蔵助の幻影を頭がよぎるのですが、
それもそのはず、お家の一大事に奮闘する
御家老の信念ある生き様が今回も見事に
表現されていました。

息子の勘太郎、七之助ともども出演しており、
「(藤堂)平助じゃん」と思ってしまうし。

全体の流れとしては、なんといっても、2時間に
収めた結果、かなり無理が出ています。
司馬遼太郎の「峠」を読んでないと、何がなんだか
さっぱりわからないのではないかと思ってしまいます。
もっとも「峠」を読んでない人はドラマを見ないのでは
ないかと思いますが。

不満もありますが、なにより、ドラマ化してくれた
日テレに感謝です。


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