ONE DAY: RYOKAN's Diary III

誰にだって訪れるさ どうしたって悪い日は 地雷と番犬と腰に機関銃 ドイツ製でもダメでしょう

千葉マリンスタジアム

2007-03-18 13:43:31 | 日記
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今日は幕張の千葉マリンスタジアムでオープン戦のマリーンズvsホークス戦を観戦。海浜幕張駅から歩いて千葉マリンスタジアムへ。よく晴れているがものすごい強風。まぁこの風は千葉マリンの名物でもあるけど。

ホークスは開幕スタメンと思われる顔触れ、一方のマリーンズは西岡・今江以外の野手は控え組・若手主体の先発。まぁホ-クスは開幕スタメンを今更隠す必要もないほど分かり切っているし、主力選手の直前調整にあてたということか。マリーンズのスタメンは1・2軍の当落線上の選手の見極めテストという印象。手の内を徹底的に隠すという監督の作戦でもあるだろうけど。
 先発投手はともにローテ組の和田・小林宏。よそのチームなら開幕投手でもおかしくない投手だが、今日投げるということはやはり開幕は順当にエースの斉藤和己清水直行が投げるのであろう。

それにしてもホークス打線の顔ぶれは凄い。2番に川崎、3番に今年ベイスターズから移籍したスペランカー多村、4番はもちろん松中と、昨年のWBC日本代表でレギュラーだった選手が並ぶ。このあとに小久保もいるわけで、ほとんど反則しか思えない打線だよなぁ(笑)。去年は松中とズレータに負担がかかりすぎていたために珍しく打線が弱かったホークスだが、ズレータが抜けたとはいえ皆が額面通り働けば今年はかなり怖い打線に見える。投手陣はもともと揃っているし、対抗となるファイターズやライオンズは大黒柱となる選手が抜けた影響が大きいし、そりゃ「週刊ベースボール」で全評論家がホークス1位を予想するわけだよな。一方のセはほとんどの評論家の1位予想がドラゴンズに集中していたが、日本シリーズを含めて前評判が高い年のドラゴンズは必ずコケるのでかなり不安である(苦笑)。
 こうなると戦力的にホークスに対抗できる最右翼と見られるのがマリーンズになる。去年はWBCに大量に選手を出した影響で春先が不振だったのが最後まで響いたのと、もともと豊富な投手陣に比べて打線が弱めで得点できない(去年の併殺打数は12球団一で、満塁から点が取れず三者残塁に終わる「残塁グランドスラム」も群を抜いて最多)欠点がズレータ加入でかなり改善されそうな気配。ズレータや福浦、里崎など主力野手の大半は今日の試合には出てこなかったが、ズレータは試合中にウォーミングアップをしながらスタンドに手を振っていた。

今日嬉しかったのはかつてのマリーンズのエース、小宮山"ジョニー"黒木の投球を生で観られたこと。小宮山の淡々としたピッチングもよかったが、黒木がマウンドに登った時のスタンドの盛り上がり方は凄かった。かつての球速はもう望めないのだろうけど、あの苦闘時代を支え続けた元エースに対してファンはどこまでも温かい。ドラファンでいえば今中が故障してから回復せず引退するまで復活を信じて見守り続けた心境に近いかも。試合はマリーンズが負けてしまったが、いいものを見た気分だった。しかし先代・先々代のエースが地味な役回りながら2人ともいまだ現役でチームを支えているというのは珍しい気がする。