ヒマヒマノキ~心と言葉をとどけます~

その一言に人はうれしくなります。元気になります。何気ない日常のそんな出会いをお届けします。

エッセー ~いつまでも心の絆を~

2017-04-25 | 日記
会津の知人を若松城に連れていくことができました。桜はそろそろ散りはじめ。でも十分に見事な状況でした。



彼は介護専用のタクシーに寝たままでしたが、気力で桜を見ていたようでした。本当は城の中の桜を見せてあげたかったのですが、花見の車の列が続き、とても城内に入ることができません。やむなくお城の周りをぐるっと一回りしました。「見えるかな!」と何度も声をかけましたが、自分で体を起こすことができない彼には十分には見えなかったようでした。













寝たままの状態でも体に負担がかかったのか、ほどなくして病院に戻りたいと言い出しました。入院前、大きかった彼の体は、悲しいほどに今や一回りも二回りも小さくなっています。それでも懸命に気力を振り絞って生きているのです。それは奇跡的な感じすらします。

目標があれば、命の炎はもしかしたら燃え尽きることがないのかもしれない。そう思うほどに、人の生きる力のたくましさを感じざるを得ないのです

彼が見たいとなお言い続けている喜多方の桜は、もはや体力的には無理な状態と思います。でも彼には想い続けて欲しい。いやぜひ想ってくれよ。その想いをそれぞれが強く持ち続ける限り、私たちは生きるということを実感するに違いないのです。

満開の桜はやがて散り始めるでしょう。しかし、桜は来年また咲きます。再来年も咲きます。私たちは絆を忘れることはないでしょう。磐梯山はそれをずっと見守ってくれると思うのです。

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