香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

芥川賞直木賞

2017-08-15 12:27:24 | 本のこと
夏休み最終日
金曜日からの5連休はあっという間
今回は、天候に恵まれず、雨や曇りの日々
いつものように室蘭への墓参りは、ずっと小雨
でも、少ししっかりとしてきた甥っ子と
ポケモンGoの話で盛り上がり、楽しかった

そして、このお休みに読みたかった本は
今回の芥川賞、直木賞受賞作

まずは芥川賞受賞作
沼田真佑さんの『影裏』



雑誌文藝春秋で書評と一緒に読んだ
小説は、綺麗な読みやすい文章で
あ、この人の小説はきっと好きだなと思う
短い小説で、ここで終わっちゃうのかと思ったが
その余韻がいいなと思えるお話だった
読み終わった後、選考委員の書評を読んだけど
みなさんバラバラのご意見で、
人間臭さを感じて、少し笑ってしまった

そして直木賞受賞作
佐藤正午さんの
『月の満ち欠け』



題名の「月の満ち欠け」の意味がわかった時
ちょっと背筋がゾッとした
小説の中の風景が手に取るようで
東京ステーションホテルのとらやカフェで
3人の横で話を聞いて、回想を見ているようだった
これから先、どうやって生きていくの?と切ない
心に残る小説だった

ずっと枕元に置いて、
本当に少しずつ読んでいた本
吉田篤弘さんの絵本
『ブランケット・ブルームの星形乗車券』



ようこそ、毛布をかぶった寒がりの街へ
クラフト・エヴィング商會の作家による、ここではない、どこかの街の物語。

本好きのための酒屋「グラスと本」、
別れについて学ぶ「グッドバイ研究所」、
春の訪れを祝う「毛布を干す日」……。
寒い季節にぴったりの、
ブランケットで包まれたような温もりいっぱいの一冊。


不思議が感覚でずっと読んでいられる絵本
絵も吉田篤弘さんなんだけど、その絵も味があって好きだな

益田ミリさんの
『泣き虫チエ子さん』



会社員のチエ子さんと、
靴の修理屋を営むサクちゃんは
結婚11年目の仲良し夫婦。
そんなふたりの毎日は、楽しく、温かく、
そしてときどき切ない…。
ほんわかショートストーリー第1巻!
特別描き下ろし・福井旅行編も収録♪


文庫になったので、買って読んでみた
ミリさんらしい、ほんわかした夫婦で
こんな夫婦だったらいいなぁと思うけど
まあ、結婚に夢見る年でもないのでね
いいねぇとほのぼのして読んでいただけ
ちょっとめんどくさいチエ子さんには、笑ったけど

さて、あと半日のお休み
頼まれている住宅のプランの打ち合わせが終わったら
ゆっくりお茶して、夕方に少し走れたらいいな
なんだか全然、走れていないんだけど
北海道マラソンファンラン、大丈夫かな


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