香が散る

本を読むのが大好き、少し前からノロノロですが走るのも好き
そんな、代わり映えのしない、でも大切な日々を書き綴っています

夏美のホタル

2015-09-17 20:45:32 | 本のこと
森沢明夫さんの
『夏美のホタル』



写真家志望の大学生・相羽慎吾。
卒業制作間近、彼女の夏美と出かけた山里で、
古びたよろず屋「たけ屋」を見付ける。
そこでひっそりと暮らす母子・ヤスばあちゃんと
地蔵さんに、温かく迎え入れられた慎吾たちは、
夏休みを「たけ屋」の離れで暮らすことに。
夏空の下で過ごす毎日は、
飽きることなくシャッターを切らせる。
やがて、地蔵さんの哀しい過去を知った慎吾は、
自らできることを探し始めるが…。
心の故郷の物語。


森沢さんの小説らしく
心根のきれいな、やさしい人たちがたくさん
それでも、人は辛い思い、やるせない思いをする
地蔵さんとヤスばあちゃんに出会えた慎吾と夏美
思いやる気持ちが、温かく、涙が出そうになる
やさしい、美しい、物語でした

「人間ってのは、何かと何かを比べたときに、
いつも錯覚を起こすんだって。だから、
自分と他人をあまり比べない方がいいって」

人生は、ひたすら出会いと別れの連続です。


映画化されるのですね~
映画では、夏美を有村架純さんが演じるということで
話題になっているようだけど、
他の役はどなたがやるのかな
森沢さんの作品は、映像化されることが多いですね

19日からの連休のど真ん中に仕事となってしまった
建築現場で働く人たちは、土曜日も祭日もないから
あまり文句は言えませんな
お天気が良いといいですね


最新の画像もっと見る

コメントを投稿