言葉の泉

一粒の種から言の葉が茂ることを願って。

「ことりはくものおとうとか」

2016年12月07日 | 日記その1

庭には四季折々、いろいろな鳥が集まってくる。

侘び助椿にはめじろのつがいが蜜を吸いに飛んできて可愛い。

ざくろの実がはじけたまま一個だけ残っている。そこにはむくどりがついばみにくるのだけれど、これがとても愉快。
細い枝の先に乗ってざくろの実をついばむのだけれど、これがうまくついばめない。サーカスのブランコ乗りのように揺られながらくちばしをざくろの実に突き刺す。すると大きなムクドリの体重で枝が揺れる。うまく食べられない。
首を伸ばしたりちじめたり。結局枝が揺れすぎて食べられないと分かりいまいましそうに河岸を変えようとばかりに飛んでゆく。
リンゴやみかんをあちこちの枝に突き刺して置いてやる。

一番可愛いのは庭の物干し場の砂地で砂浴びをするすずめの様子だ。
体が入る程度に砂地にわずかばかりのくぼみをつける。
そこに入り込んで羽を震わせて砂を浴びるのだ。

温かい時期は、つくばいの水で水浴びをする。

寒いこの時期はすずめはふっくらと太っている。

 ふくらすずめだ。
 振袖を着る時、帯は「ふくらすずめ」という形に結ぶことが多い。

 この時期の「ふくらすずめ」を真似たように羽を広げてふっくらと華やかな帯の形になる。
 鳥たちのようすを眺めていると時のたつのを忘れる。

 「ことりはくものおとうとか」と言ったのは詩人のまど・みちおさんだった。

 
ことり

 ことりは 
 そらで うまれたか
 うれしそうに とぶよ
 なつかしそうに とぶよ
 ことりが
 そらの なかを
 
 ことりは
 くもの おとうとか
 うれしそうに いくよ
 なつかしそうに いくよ
 ことりが
 くもの そばへ
(『まどさんのうた』阪田寛夫(童話屋)より)

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