言葉の泉

一粒の種から言の葉が茂ることを願って。

木の如く朽ちる

2017年06月17日 | 日記その1

庭のパラソルの頑丈な木のはりが折れてしまった。雨ざらしになったままのパラソルだったので耐久性がなくなってぼろぼろになってしまったのだろう。おまけに木製のガーデンテーブルも、朽ちてきた。金属のものやプラスティックは丈夫だけれど趣に欠ける。
しかし、木が朽ちる様子は哀愁を漂わせ自然のオブジェのようだ。時には哲学的趣さえもおびる。
人間も年を重ねるごとに衰えてくるのは仕方がないことだ。いつまでも衰えない不老不死の妙薬を手に入れた菊慈童はみんな仲間が逝ってしまっても何百年と生きていかねばならない苦しみを味わう。人間の欲というのは結局、この菊慈童のような苦しみの末に初めて自然の摂理の尊さに気付くのかもしれない。
 最近どこへ行っても中高年の女性のはつらつとした様子が目に入る。一昔前の50代、60代、70代はお年寄りの感がしたが、今やはつらつとした老年を愉しんでいる人たちでいっぱいだ。どうせ等しく老いがやってくるのなら、いつまでも金ぴかのプラスティックや金属にない木製の味わいを見せて朽ちていきたいと思う。
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4 コメント

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こんばんは (tempo1078)
2017-06-17 03:23:49
老いには
かつてはマイナスのイメージがあったようです。

老醜なんて言葉もあります。

最近の高齢者は矍鑠としていて、元気な方も多い。

私も間もなく65歳、
元気でいたいとは思いますが、体力も精神力も知力にも個人差があります。

病気もあります。

その日一日を有意義に生きて行きたい。命の尽きるまで。精一杯、今を生きたい。細かいことは気にしないで。

Tomorrow is another
day.

tempo1078さんへ(始末) (ろこ)
2017-06-17 09:02:08
tempo1078さんへ
 おはようございます。
 富める者も、貧しき者にも平等に老いは迫り来ます。
 最後の一花咲かせますかね?
枯れ木が朽ちるように🙋 (雀(から))
2017-06-18 03:56:08
天命を全うしたのは身内で一番長生きした祖母でしたけど、遺された私は菊慈童のようにいつまでも祖母に会えないで寂しい日々を送っています🙏
雀(から))さんへ(思い出の中の人) (ろこ)
2017-06-18 09:26:27
雀(から)さんへ
 おはようございます。
 天に召された人への思いは尽きないものですね。
 姿は見えなくなってしまっても、その魂や思い出は心の中にいつまでも生きています。
 いつでも命のある限り、自分と共にあるとおもうと力が湧いてきます。
 さびしくとも、胸の中にいる人はいつも一緒です。

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