言葉の泉

一粒の種から言の葉が茂ることを願って。

粋(いき)とは?

2017年05月18日 | 新・随想


「夕涼み、よくぞ男にうまれけり」という宝井其角の川柳 はもうあてはまらない。
外に出れば、電車と言わずどこと言わず、「わ!下着姿かしら?」とおもうような超露出した女性で溢れかえっている。
 お尻が半分見えかかっているジーンズ、寄せてあげての胸の露出したスリップドレス。
 満員電車の目の前に胸の谷間も露な女性がいて、同性ながら目のやり場に困る。


 イタリアなどでは30すぎると見るも無残なほど容姿がくずれてビヤダルのような女性が多い。

 だからだろうか、若い女性は女の魅力を謳歌するごとく、磨きに磨いて露出度全開である。
 男性諸兄もあからさまに視線はそちらに釘付けとなり、賞賛を惜しまない。

 そんなボンドガールのような女性群のなかで目立つには、同じようなことをやっても無駄。
 露出に勝つには逆の発想、隠すことにある。
 日本の着物は全身を覆い隠してしまう。
 しかし、袖口や裾からちらりと見える裏生地の効果は絶大である。

 地味な着物の袖からちらりと見える緋色の裏地。
 衿のうなじから匂い立つような女の色香は露出全開よりはるかに効果がある。
 着物は立ち居振る舞いが活発にできないことから、自然にそこはかとなくゆかしい所作(しょさ)となる。
 たとえば、
 物を取ろうとする場合、片袖をそっと押さえて取る。
 決して、ぬっと二の腕をつきだすようなまねはしない。
 そして「音」!
 衣擦れ(きぬずれ)というなまめかしさ。

 さて、これは何も海外だけに通用するばかりとはいえない。
 「見て、見て」とばかりにこれでもか、これでもかと露出して、品のない物欲しげな格好をしないで、たまには浴衣なんぞをきてみては如何だろうか?

 素足に下駄をはいて、きりきりしゃんと浴衣を着る風情は情緒がある。
 男性も浴衣に角帯をぴしりと絞めて、いなせにきめると男っぷりが一段とあがるというもの。

 「ちょい悪おやじ」がはやっているようだけれど、日本には「いなせな男」という言葉があるではないか.

「いなせ」とは「粋(いき)」に通じる

 女も男も「粋(いき)」にこの夏を過ごそうではないか!

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