言葉の泉

一粒の種から言の葉が茂ることを願って。

鈍感力

2017年05月16日 | 日記その1


いつも明るく元気そうな私にも弱点がある。
誰にも触れられたくない事が私にはある。
何気なく人が口に出すとき、私もなにげなさを装って笑ったりする。
しかし、それからそのことがヒタヒタとインベーダーのように心の中に侵食してきて私を悲しめる。
大勢の人が集まった席で私の弱点を知りながら、ここぞとばかりに突かれた。
それは悪意そのものだった。
私はさりげなく笑って流した。
家に帰って台所で菜っ葉を切っていたら、涙がこみ上げてきた。
カタッと音がしたのであわてて涙を拭いた。

一年たったある日。またその人たちと合わなければならないことがあった。
もう立ち直った私は明るくその集まりに出かけようと思っていた。
夫が「今日、断ってきたよ」と突然私に無断で決めてきた。
「え?なんで?」
「だって行きたくなさそうだったからさ」と夫。
私の心の奥底など夫が知るよしもないと思っていた。
「僕は鈍感力だったら誰にも負けないよ」といつも言っている夫。
「そう」
私はボソッと言って自分の部屋へ入った。あかりもつけずに椅子に座った。
・・・・・
鈍感なんて嘘だ・・・。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
心の襞! (sum)
2017-05-16 01:26:44
人間なんて弱いものですよ。強がっている人ほど弱いって言います。強がることもなく、自然に弱みも見せながら、自分らしく生きれたらいいですね。
sumさんへ(触れてはならぬ悲しみ) (ろこ)
2017-05-16 01:51:27
sumさんへ
 この記事を書いた時、次の歌を思い浮かべました。

・ 自らを閉じて明るきしゃぼん玉触れてはならぬ悲しみはあり(松村由利子作)
 
 
おはようございます (tempo1078)
2017-05-16 05:26:00
鈍感なんて違います。

ご主人は
鋭敏にあなたの心の内を感じ取っていらっしゃる。


コメントだって
悪意はなくても、
相手を傷付けることがあると思います。

顔の見えない世界です。
尚更、一言一句に注意しなくてはなりません。
tempo1078さんへ(感受性) (ろこ)
2017-05-16 08:12:29
tempo1078さんへ
 おはようございます。
 涙が出るほどありがたいコメント。
 ありがとうございます。
 いつも心あるコメントに助けられております。
 心が温められました。
 ありがとうございます。
 

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