言葉の泉

一粒の種から言の葉が茂ることを願って。

秋の日のたそがれ

2016年10月17日 | 日記その1

朝からこんをつめていたら背中が痛くなった。
猫が伸びをするように、背中を丸めてから四肢をぐぅ~んと伸ばした。
一つ伸びをして、う~ん、空は秋
もう一つ伸びを、ふ~ぅ、風は秋
さらにもう一つ、あ~ぁ、私は飽き

季節はずれのハイビスカスが庭を飾るブローチのようで豪奢。

刻々と秋が忍び寄る庭。
ハナミズキが小さな赤い実をつけた。
オキザリスのピンクがそこだけ空気を柔らげて心にパステルを流す。

欅(けやき)は雄雄(おお)しく北の一角に陣取って辺りを睥睨(へいげい)する。あたかもこの家を守る父祖のように。

さやさやと梢をならす風の音が遠い日の思い出を甦らせる。

私の人生から庭の思い出は切り離せない。
埼玉の郊外での庭。草の中に実った真っ赤な苺。よもぎを摘んで作る母の草もち。
渋谷の家の庭。黄色やピンク、深紅の薔薇の香りに包まれた日々。

イギリス、ウースターの庭に咲く忘れなぐさにふるさとの恋しい人を想った。

カンタベリーの庭には野狐が夜毎あらわれ、闇に光る目が妖しく胸をとどろかせた。
そして今の我が家の庭にも思い出が一杯。それはすみれ色に満ちて満ちて。
秋は人の心に郷愁を抱かせるもの
それは在りし日の思い出だったり・・
来し方のあれやこれや・・

秋の日のたそがれはさみしくて美しい
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
« 新潟県民は、知事選挙で「再... | トップ | 安上がりで痛みも少ない腎臓... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。