言葉の泉

一粒の種から言の葉が茂ることを願って。

 So many men so many minds.

2017年06月17日 | 日記その1

焦げそうに暑い夏がくると思い出す言葉。

「暑い時は暑さを、寒いときは寒さをたのしまなくっちゃ」

 地下街へ通じる階段を降りようとした私は後ろから当然ついてくるだろうと思った人が来ないので、また地上へ戻って相手を捜した。
 すると相手もキョロキョロして私を捜しているではないか。
 「あれ?どうしたの?地下の方が涼しいのに・・」と私。

 相手は「夏は暑いのが夏。暑い時は暑さを、寒いときは寒さをたのしまなくっちゃ」と言った。
 でも女の子への気遣いが少しでもあったなら涼しい所を歩かせたくなるものではなかろうか?

 二人とも炎天下を歩いて沸騰寸前。
 たまらず、喫茶店に入ってかき氷を食べた二人。

 冷房のきいた車で、スイ~ットあちこちに移動して、お洒落なレストランでお食事。
 海辺までドライブ。
 エスコートが身に付いた素敵な若きジェントルマンとは月とすっぽん!

 デートというと、いつも学生向きの安い食べ物屋。安くておいしい店を知り尽くしている彼。
 喫茶店ではからになったコーヒカップが下げられ、何回めかのお水をグラスに注ぐに来るウエイトレスに居心地悪くさせられるまでねばる。
 口べた。
 いいところ一つもなさそうなこの人。

 良い所と言ったら、無人島に二人っきりになっても、きっと何十年でもサバイバルができそうなところ。
 小学生の頃は勉強を全然やらなかったから30点坊主だったんだよと言ってからから笑うところ。
 頑健な体と虫歯一本もない真っ白な歯。

 こんな泥のついた野菜のようなこの人の素朴さにいつのまにか惹かれてしまった私。
 みえをはらなくても素でいられる心地よさは快適至極。

 一方、働いたこともない身分で高級車を乗り回し、レストランで大盤振る舞い。
 いったい何人の女の子をエスコートしたのだろうかと思うような男の子はどうも居心地が悪い。

 女の子の扱いになれないミスター泥野菜。
 女の子の扱いになれた都の男が嫌いな私。

 たで食う虫も好きずきって本当ね。

 So many men so many minds.
   
ジャンル:
ウェブログ
コメント (2)   この記事についてブログを書く
« 「飾り窓の女」 | トップ | 木の如く朽ちる »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (tempo1078)
2017-06-17 03:32:11
成る程、
蓼食う虫も好き好き

英語では
so many men so many
minds となりますか。

人の好みもそれぞれですねぇ。

いいとか悪いとか、
そういう事じゃない。
tempo1078さんへ(人の好み) (ろこ)
2017-06-17 09:05:37
tempo1078さんへ
 おはようございます。
 そうですね。
 人の好みはそれぞれ。
 割れ鍋に綴蓋。
 うまく世の中はできています。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。