言葉の泉

一粒の種から言の葉が茂ることを願って。

人を見る目があるって?!

2017年06月19日 | 日記その1


 よほどのひどい雨以外は愛犬クッキーと公園を散歩するのが日課だった。
 それは一日のうちで極上のひとときだった。
 公園の木々の落葉や芽吹きに四季の移ろいを知り、風のそよぎにも季節を感じたものだ。
 犬友だちとつかのまのおしゃべりをするのも楽しく、犬同士も機嫌が良いのだった。

 今はそんな公園へ行くこともなくなった。
 そこここに愛犬との思い出が満ちていてつらく悲しい。
 スーパーへ行くのが一番つらい。
 それはスーパーの前が獣医院だからだ。
 あの日のことを思い出して涙がこぼれてしかたがなくなる。
 なるべく下を向いて獣医院が目に入らないようにする。

 遠くのスーパーへ行くようになった。
 それにしてもどこを向いても思い出が詰まっていて眼をあければそこには在りし日のクッキーの面影がある。
 これを書いていても涙があふれてきてとまらない。
 ほかの事を考えるようにする毎日だ。
 家族も皆おもいは同じ。
 今はまだ思い出を語ることが出来ないでいる。

 でも昨日はちょっと笑った。
 クッキーは私にしか懐かない子だった。家族全員動物好きで夫はどんな犬にも好かれたのに、クッキーにだけは噛まれ続けた。
 クッキーの趣味は夫をかむことのようですらあった。
 そんなことを思い出していたので、私が夫に
 「クッキーは人間を見る目があったわね。善い人が分かるし、それに美人が分かったものね。だから私のことが好きだったのよ」
 と得意そうに夫にいうと、
 夫が「そうかもしれないねえ」と反論する様子もなくしんみり。
「でもさ!クッキーが好きな犬友だちってブルドッグだったよね」とひと言!
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2 コメント

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気持ちにすごく分かります (利休母)
2017-06-20 05:35:13
利休を飼う5年前、子供の様に可愛がっていたマルチーズが亡くなっ時を思い出しました。
13歳でした。もう随分過ぎたのに思い出すと胸が痛くなります。
でも、沢山の楽しい思い出があるから幸せだったはずと思うことにしてます。
クッキーちゃんも楽しくて幸せな日々だったんですね。
それにしてもご主人ウケる〜〜
犬って本当に若くて綺麗な女の人が大好きなんですよ
女の子じゃなくて女の人、利休も綺麗な女の人が大好きです。
キャー ろこさんに一目惚れしてしまうかも
利休母さんへ(愛すべき家族) (ろこ)
2017-06-20 08:08:15
利休母さんへ
 おはようございます。
 マルチーズちゃん、13歳まで利休母さんのご一家に愛されてきたのですね。
 良く遊び、楽しい日々だったことでしょう。
 犬の寿命は短いですからさみしいですね。
 でもその中で精一杯楽しく暮らしたこと、家族を愛で満たしたことを喜びたいですね。
 利休ちゃんは母さんと姫ちゃん、姫ちゃんママが大好きですから、わき目なんかふりませんよね、きっと。
 夫は時々核心をつくことを言うのでまいります。

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