言葉の泉

一粒の種から言の葉が茂ることを願って。

盆暮れの嫁

2017年01月04日 | 日記その1

盆暮れ、特にお正月はふるさとで過ごす方も多いことでしょう。
女は親戚づきあいの行事では台所をこま鼠のようにしていなければなりません。
料理を作って片付けて、めったに逢わない嫁同士が台所をうろうろ。
お風呂の順番に気を使い、寝具の出し入れと大変です。

長男の嫁は一年に数回しか来ない兄弟とその一族の面倒を一気に見て、料理を何十人分も作り準備万端整えたところへひょっこり兄妹たちがやってくる。お給仕をし後片付けをしてと盆暮れは死にそうです。
 私は三男の嫁ですが、どうしたことか、新婚早々、隣に夫の両親が引っ越してきたため、私は盆暮れはてんてこ舞いです。
 ある日、とうとう爆発してしまいました。
 長男家族、次男家族、小姑家族、両親、私たち一家の料理を一人で年末から作った私はグロッキー。
 お給仕をし、料理を運び、お酒の用意、次々と用事をおおせつかる私は無休のお手伝いさん。
 兄たち家族の子供がぐずりだして、子供の好きなハンバーグを作るよう仰せつかったから爆発です。
 
 自分たちでできる料理は各自の家族が持ち寄るか、手伝うこと。
自分の子供の好きな料理ぐらいは人頼みにしないこと。
全員で支度し、片付け、大変なことや、それだけでなく、楽しみは分け合うこと。
 そんな提案を冷静に全員に言ってみました。長年思っていたことです。
 遠慮して、良い嫁のふりをしたため、不愉快な感情が堆積していたのです。
 この堆積していた不愉快な感情は、毎年毎年、まるでマイレージかスタンプを集めるように集めていたのでした。

 私が爆発したのは小さな怒りという「スタンプ」を何年も貯め込んで、ある数までスタンプが溜まったら景品と交換できるかのごとく、「さあ、これだけ我慢したのだから怒るぞ」と感情を爆発させたのです。

 さて、周りの長男・次男、小姑、義両親たちは水面下で私が「怒りのスタンプ」を集めていたことなどしるよしもありません。

 [結論です!]
 こうした「怒りのスタンプ」集めをしないためにも、嫁姑、義理の兄弟たちとの関係を円滑にするためには、日頃から率直なコミュニケーションが大切ですね。
 意地を通すための主張ではなく、自分の素直な考え方を相手に伝えることが大切です。伝えるだけでなく、相手の主張、考え方もまっすぐに受けいれることが大切です。そこからコミュニケーションが始まり重なり親密な関係が結ばれるのです。

さてさて、うちわの恥をさらしてしまいましたが、思い切って自分の考え方を伝えたところ、すんなり各自が気持ちのよいコミュニケーションが弾みだしました。みんなが得意料理を持ち寄り始めたり、積極的に男性陣が片付けをしてくれたりとてんてこ舞いだった私の月日はいったい何だったのだろうと今は笑い話になっています。

 
 
 

 
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