言葉の泉

一粒の種から言の葉が茂ることを願って。

深夜の大捕り物

2017年02月09日 | 日記その1

夜も更けてきたので、門の戸締りをしに外へ出た。
 門を閉めようとすると、、背後で「ハーハー」という荒い息が聞こえる。
 きゃ!痴漢か?泥棒?
 と見渡しても誰もいない。
 あたりをきょろきょろしてまた門を閉めようとすると、また「ハーハー」という荒い息と、コトコトという音がする。
 早いところ門を閉めて家に入らないとと焦ると「アッ!」
 街灯に照らされて見えたのは、 前の家の犬の「あぐちゃん」だった。

「あぐちゃん!どうしたの?」
 と尋ねているところへ車が右からと左からとやってきた。
 道路の真ん中で立ったまま、あぐちゃんは動かない。
 左右の車は立ち往生。
 これでは轢かれてしまう。

 どうやらリードが切れたらしい。
 私の顔を見て嬉しくて飛んできたらしい。
 前の家に行って、ピンポンと鳴らしてみた。
 あぐちゃんは、嬉しくて飛び跳ねてぐるぐる走り回って危ない。
 家の中は静まり返っている。
 庭に回って、硝子戸を叩いた。
 ご主人が眠そうに出てきた。
 「お宅のあぐちゃんが、道路で走り回って危ないですよ」
 「ありゃ?おい、あぐ!どうした?」
 どうしたもこうしたも、早く何とかして!!!
 玄関から出てきたご主人。
 あぐちやんは、嬉しくて逃げまわる。
 私が追いかけ、ご主人が駆けてくる。
 あぐちゃんは、ずんずん逃げる。
 近所を一周するようにあぐちゃんは逃げる。
 時計はもう12時をまわってしまった。
 やっとご主人があぐちゃんをつかまえて一件落着。

 深夜の大捕り物で、大汗かいた。
 いつも短いリードにつながれたままのあぐちゃん。
 可哀想なので、いつも声をかけて撫でてやると大喜び。
 いつもさみしそうに泣いている。
 私が門を閉める音を聞いてあぐちゃんは、撫でてもらえると出てきたのだろう。
 リードが切れて嬉しくて駆けてきたのだ。
 

 
 
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