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【未踏科学】EMドライブで月まで4時間 !! 月まで日帰り出張も可能な時代が来る!?~NASA追試研究論文がリークされる!

2016-11-26 | 未踏科学
既存の物理法則では説明がつかない“EMドライブ(Electromagnetic Drive)”
今までにも世界中の研究者が実証実験を行い追試成功の報告もあるなか、なんと!NASAの研究チームが実証試験を行い成功したという報告論文がリークされ話題となっているようだ。
論文:Measurement of Impulsive Thrust from a Closed Radio-Frequency Cavity in Vacuum(PDF)

EMドライブとは、2000年に英・航空宇宙エンジニアであるロジャー・ショーヤー氏が提唱した新たな宇宙船の推進システムだ。従来のロケットエンジンなどの推進方法とは異なり、文字通り「電磁駆動」に基づき、密閉された円錐状のコーン型容器の中でマイクロ波を反射させることで、噴射剤なしで宇宙船に推力を発生させるというものだ。これが実現化すればわずか4時間で地球から月まで行くことができ、火星までは約70日、そして、これまでの技術では数千年かかるといわれていた太陽から4.2光年離れているアルファ・ケンタウリ(ケンタウルス座アルファ星)までもわずか100年で到着することができるという。(転載元:TOCANA)

EmDrive: What is it and how could it change the world?

Roger Shawyer Explaining The Basic Science behind #EmDrive

考案者 Roger Shawyer 博士による解説1
当該特許の参考リンク(PDF)
なぜこれ程までに騒がれているのかと言うと、従来型の電気推進機関でもある“イオンエンジン”であってもアルゴン、キセノン、クリプトンなどの推進剤が必要で、推進剤を必要としないEMドライブの基本概念は、ニュートンのエネルギー保存の法則に反するものとなるため、学界ではその効果については懐疑的な見方が優勢となっていた。
しかし、世界中で追試実験が行われ中国の研究チームが、2.5kWの電力を使用することで720mNの推力を得ることに成功したとする実験結果を発表。
続いてドイツ・ドレスデン大学の追試成功をしたことから改めてEMドライブは研究者の間で脚光を浴びることとなった。
そして今回のビッグニュース。NASAのジョンソン宇宙センター内の研究チームが前述のような追試に成功した報告がリークされEMドライブ技術がますます現実味を帯びてきたのである。


今回のNASAの研究チームの追試は、真空チャンバー内で実験を行う事によって浮遊磁場の影響を低減させるなどより厳密な条件で実施されイオンエンジンと同等の推力を出すことが可能なことを実証した。(写真出典:AIAA ASSOCIATION WEBSITE
ただし、推進剤なしで推力が得られるというNASAの研究チームの考え方に関しては、反論も多く出されており、今後、このEMドライブが実際に機能するかどうかは、他の研究機関による追試が必要な状況ともなっている。

今後EMドライブ技術が実用化された場合、太陽光パネルから得られる電力だけで推進力も得られることからイオンエンジン用の推進剤の搭載も不必要となり、航続距離も画期的に伸ばすことができ人工衛星自体の寿命も飛躍的に向上させる事が可能となる。

参考記事:NASA: 推進剤が必要ないEmDriveの有効性を確認・衛星用電気推進機関に革新
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