にわか日ハムファンのブログ記念館

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イースタン育成連合チーム、クラブ登録へ

2010-01-14 06:06:42 | 北海道日本ハムファイターズ
■ 「イースタン育成チーム」を社会人登録へ(スポニチ・2010年1月14日)

 この話自体は今月はじめに出ていたのですが、どうやらここへきて本格的に動き出したようです。
 ファームリーグはチーム数が奇数で、放っておいたら必ずどこかのチームがあぶれます。
 特にイースタンの場合、読売・ロッテと育成選手の多いチームもあり、選手の試合出場機会を確保するための取り組みがなされてきました。
 その1つが連合チームの結成。フューチャーズに加え、昨季読売・ロッテで結成されたシリウスがそうです。
 このうちシリウスが規模を拡大し、このほどクラブチームとして、社会人野球の統括団体である日本野球連盟に登録することが決まったとのことです。
 育成選手のいないファイターズには、直接的な関係はない話ではありますが、個人的にはこの動きには賛成です。
 クラブとして他の企業・クラブチームとの試合を行えば、選手が実戦を経験する機会は間違いなく増えるでしょうし、プロ・アマ双方のレベルアップにもつながります。
 また、すでにプロの二軍がアマの大会に出場する例はありますが、クラブとして本格的に参戦することで、プロアマ交流がさらに拡大することも期待されます。
 一方、実現のためには、今後課題とまでは言いませんが、素朴な疑問レベルの話はいくつか考えられます。
 まずは登録地。ただでさえ関東はチーム数が多く、強豪ひしめく激戦地です。小耳にはさんだ話ですが、地区によってはクラブの新設を認めていないそうで、となるとどこで登録するかが気になります。
 また、都市対抗や日本選手権、クラブ選手権など、社会人やクラブチームにはさまざまな大規模な大会がありますが、それらに参加するのかどうか。
 もっとも、新クラブの趣旨から言うと、社会人の各種大会に忙殺されてしまうのは本末転倒。アマ側の心証も良くはならないでしょうから、地方レベルでの大会になるのかも知れません。
 さらに心配なのが、このご時勢でスポンサーが現れてくれるのか。これについては、やってみないと分からない、ということになるでしょうが……

 ともあれ、試みとしては非常に興味深い話。今年もイースタンはちょくちょく観に行きたいと思っているので、チームができるのを楽しみに待ちましょうかね。


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4 コメント

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Unknown (M・K)
2010-01-15 02:06:33
社会人の副会長が見解 育成チームの登録は困難
http://www.sponichi.co.jp/baseball/flash/KFullFlash20100114112.html

早くも、雲行きが怪しくなってきたようです。
最悪の場合、プロ関係者のフライングに終わってしまうかもしれません。
M・Kさん (ルパート・ジョーンズ)
2010-01-15 10:51:12
ええっ、根回ししてなかったんですか[;;0J0]
解決の方法がないとは思いませんが、なんとも手際の悪い……
何の為の法整備なのか分かりません (M)
2010-01-16 01:52:18
はじめまして。

根回しどころの問題じゃないですよ。
最初からできっこないやんって自分は思っていましたから・・・。
JABAのプロ選手が出場する為の規約、そして育成選手に独立リーグ出身者が多い事を含めると、「シーズン中に二軍の試合に出場した選手をプロ選手扱いにすれば誰が出られるの?。」って誰もが思うのではないでしょうか?。
しかも、育成選手は圧倒的に投手が多く、これだけでも参戦が厳しいのは見えていたはずです。

この話、新聞社の重鎮だけで話し合ってから現場に丸投げして案が安易に通ると思っていた可能性が極めて高いです。
もし、今のルールで育成選手のチームが出てしまうと、様々な問題が出てくるでしょうね。
Mさん (ルパート・ジョーンズ)
2010-01-16 07:01:06
はじめまして。

>シーズン中に二軍の試合に出場した選手
NPB側に都合のいい推測をすれば、二軍の試合に出る機会がない選手を、
育成チームにまとめようとした、という可能性はありますね。
実際、育成選手どころか正式契約をした選手でも、
シーズンを通じて二軍戦出場ゼロという例はままあります。
また、そもそもの目的が出場機会の確保ということを考えれば、
育成チームの選手が後に自チームで二軍戦に出場することはあっても、
逆パターン、すなわち二軍戦に出られる選手をわざわざ育成チームに入れるのは、
あまり考えにくいのではないか、とは思います。

と、ここまでは多少なりともNPBに理解を示せるのですが、
確かにプロ規約を適用すると、育成チームはまずいことになりますね。
そのぐらいのことは、NPB側も事前に分かるはずですし、
対策を練った上で構想を表に出すべきだったとは言わざるを得ますまい。