赤い靴で 街あるき

横浜の波止場から~♪函館に。
街の散策やキッチンの片隅から。見たり聞いたりの「ひとかけら」を綴ります。

氷川丸

2006-12-07 | 街・散策(横浜)

日曜日、マリンタワーに上る前に見学した氷川丸    
今月25日で営業終了なので、お別れに行ってきました。 
      
           ↑
カモメさんも、団体見学?? 
             
MM方面と カモメさんたち     
      

MMや赤レンガには行っても、氷川丸を見学する観光客は
減少していて、赤字経営だと言われていましたが・・・・
遂に、クローズの日が決定!!

戦前は20艘以上もあったという一万トン以上の客船で
現存しているのは、この氷川丸だけ。
(他は、戦争中に雷沈したらしい)
海外へ行く手段が、空路ではなく航路だった時代の
懐かしく、大切な遺産だと思うのですが。。。。

見学者が少なくて空いているうちに、ゆっくりとお別れを
言いたかったので、開館とほぼ同時に入った私たちは・・・

エンジンルームなど船内を、ゆっくりと見学。 
    

             客室廊下
    

           VIPルーム(寝室)
    

           VIPルーム(リビング)
    

VIPルームは、皇族やチャップリンなど有名人などが
使ったそうです。

船内の装飾は、アールデコ様式
階段の手すり・シャンデリアが、それを語っています
   

そして、こちらは3等船室の・・・御浴場・・・と
  

             御手洗
      
表示の文字が、なんともクラシック。

氷川丸は山下公園に行くたびに見ていたけれど
船内をゆっくりと見学したのは、今回が初めて。
興味深く見学しましたが・・・・
「これじゃお客は来ないなぁ~」と言うのが正直な感想
リピーターを確保できない観光施設は、存続できないもの。

たとえば・・・こんなコーナー・・・
          ↓
 

かけてある制服を自由に着ての撮影コーナーです。
でも、ずら~っとかけてある制服・・・
全くサイズ表示がありません
空いていたので、あれこれと試しましたが・・・

大まかなサイズ(S・M・Lくらいでも)表示するセンスが
運営会社にあったら・・・・
些細なことだけれど、見学者(利用者)の立場にたっての
センスがあったら・・・
船内を見ながら、色々な箇所でそう感じました。

ここって、どこかの天下り集団?・・・そんなこともチラッと
思ったりして(笑)

               

私がこの船のファンになったのは、「飛鳥を見送りに」
停泊している氷川丸が、出航する「飛鳥」へ鳴らす
<行ってらっしゃい>の汽笛を聞いてからです。

もう動くことのない船が、世界の海へ出て行く船へ
激励の汽笛でしょうか?
その深く響く音が、とても哀しかったのです。

お天気の良かったこの日。
山下公園の人々と、カモメさんたちです。
   
北国のかたが見たら、薄着なのに驚かれるでしょうね。
ポカポカと暖かな日曜日でしたもの。

それにしても。。。
営業終了後の氷川丸は、どうなるのでしょうね。