四国遍路(108箇所)の旅

お遍路(88+別格20)の準備計画と実際の歩き通し打ちの記録を、5月11日から(実行は6月3日スタート)記録しています。

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第二部(総括 7番~12番の道のり)と「ザヘンロサーベイ」

2007年07月18日 | Weblog
「第二部 108寺歩き遍路の総括(3)」

■ 各寺間の実際の時間と道のりについて

『7番から17番までの推定方法』

前回と同じく、へんろみち保存協会編(39p)の四国遍路道基本コース歩行
距離表の平均所要を参考にすると、初日以降、2日後程度までの道のりは
以下のようになっていた。

7番~8番   4.2K 1時間10分
8番~9番   2.4K 38分
9番~10番  3.8K 1時間10分
10番~11番 9.3K 2時間40分
11番~12番 12.9K 6時間
12番~別2番 19.1K 不明 
別2番~13番 6.2K 不明
13番~14番 2.3K 40分
14番~15番 0.8K 10分
15番~16番 1.8K 31分
16番~17番 2.8K 48分

初日に越久田屋に宿泊した私は、お風呂と夕食の後、宿のご主人と話しなが
ら、明日以降の計画を立てることにした。出発前の唯一確定していた初日の
別格1番大山寺を含む7番までの道のりは、正直、かなり足には堪えたが、
事前のトレーニングや準備が功を奏してか、足にマメもできずに、明日も
頑張れそうな感じだった。

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ここで、重要なことがある。私は、事前のトレーニングで、アスファルト道
の40キロ歩き程度を数日経験していたので、最後の5キロで、足の裏が
「パンパン」になって「座り込みたい!」「もう駄目かも?」と思った事は
何度か経験していた。しかし、翌日になると(ぐっすり休めば)何とか回復
する事も経験していた。初日の歩きであったが、また「明日は歩ける!」と
思っていたのも事実である。練習は裏切らない!と、思っていた。ただ、数
日程度はこの自信も通用するが、連日10キロ以上の荷物を背負って歩いた
事は無いので、3週間程して、足に異変は起こるが…それでも事前の練習は
重要であろう。
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明日の計画において、1番大きなポイントは、明日、12番焼山寺を打つか
どうかである。

当初の計画では、明日は11番藤井寺で終え、翌日3日目の早朝夜明けと共
に5時頃に藤井寺境内横の山道を登り始める計画であった。

その際の宿は、地図で確認し、また先人の方のHP等でも把握し、明日は、
藤井寺周辺に2つの宿があり、ここに宿泊しようと思っていた。

そこで、11番までの距離を整理すると、まず7番は終わっているので、宿
から8番までは「約2キロ強」である。これは30分で着くだろう。

宿を6時半に出発しても7時15分には納経を終える事ができる。次に8番
から9番は、標準で38分。健脚の自信を深めた私は、30分で着くと見て、
余裕を見ても8時には9番法輪寺に到着可能。参拝・納経を終え、8時半に
は出発可能と判断。(8&9番終了)

10番へは3.8Kなのだが1時間10分となっている。これは山道なのだ
ろうか?とご主人に聞くと、標高では150m程だが、長い階段(333段)
を登って、県道まで打ち戻る道順で、この切幡寺へは参道周辺の遍路用品専
門店で荷物を預かってもらって、空身で長い階段を登って打ち戻る(打戻り
の合計距離は1.5K程になる)のが効率的だろうと教えてもらう。それ以
外は、10番への道のりは県道歩きであるので特に問題は無いだろう。
(10番終了)

まあ1時間あれば着くだろうと判断し、9時半に10番到着し10時に出発
すると、そこから11番藤井寺への吉野川超えの9.6Kがどの程度の時間
が掛かるかが問題となる。

保守的に2時間半とすると12時半到着である。参拝・納経を終え藤井寺を
1時に出発すると、納経の17時までは4時間しかないので、これは、初め
ての「遍路転がし」を、有名な「並足6時間、健脚5時間、遅足8時間」と
いう焼山寺へのチャレンジとしては、少々無謀であろう。

吉野川超えの道のりは、平坦な道のりの県道歩きであり、さほど問題は無い
はずであり、アスファルト道のトレーニングは、さんざん!経験してきたの
で多少自信もあったので「10キロ弱」なら2時間程度で可能なはずである。

よって、アクシデント無く、効率的な休憩を取れば、12時までに藤井寺を
終えることができるだろう。そうすれば、残り5時間弱の時間があれば一気
に焼山寺にチャレンジするのは可能かも知れないと考えていた。

また、宿のご主人によると「かなりの健脚なら4時間で登れる」との情報を
得た。最も早い人で3時間半の人もいるとの事。私が前日に、別格1番大山
寺まで1時間半足らずで上り、40キロ以上歩いて夕方5時過ぎには宿に到
着している事などを考慮して、「あなたなら!4時間半では登れるだろう」
と「持ち上げ」そして「オダテて」下さる・・・

「何とかも、おだてりゃ木に登る!」では無いが、
「初めての遍路もオダテられると午後から焼山寺に登ってしまう」
のだ…!!!

こんな宿のご主人との他愛も無い会話と、結構良い加減な判断で、3日目の
早朝を計画していた焼山寺への挑戦は、まだ、初めての歩き遍路の緊張感も
取れない、翌日2日目の午後に挑戦する事になってしまった。

宿は、昼頃までには、焼山寺の3.4キロ先下ったところの有名な檜風呂の
「なべいわ荘」が良いだろうとご主人も言う。もし余裕があれば、翌日の、
別格2番童学寺への距離が近い「植村旅館」がベストだが…ここまで行った
人は、一人しかいないと…宿のご主人が言っていた。

私の胸に…胸騒ぎがあった!(笑)

さて、冷静に計画の2日目の距離を合計すると・・・

2.2+2.4+3.8+9.3+12.9+3.4=34Kである。
さして問題は無いように感じるが、要するに「焼山寺への登り」の時間のみ
が問題である。

さて実際の時間…結果は以下のようになった。

ただ計算外(うっかりしていた)だったのは、途中で焼山寺のことで頭が一杯
で、宿泊の予約(当日)をするのを忘れていた!

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困難度(【1~5】【5】が最難関)を個人的主観にて採点した
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7番~8番 4.2K 50分(2日に渡って歩いた結果である)
県道歩き。越久田屋経由なので、多少、遍路地図より北側(高速道路の北側)
を歩行した。この北側の道の方がアップダウンが大きいかも知れないので、
実際は、南側の平坦な道を歩けば45分から50分で着くだろう。特に問題の
ある道ではない。最後だけちょっと登る!(標高120m)【1】

8番~9番 2.4K 30分
最初下り、後は平坦な、アスファルト道。距離も短く、少しだけ地図に注意し
て、迷わぬように歩く事のみ。【1】

9番~10番 3.8K 45分
県道歩きから右折し、参道に入り、最後は333段の階段を上がる。最後の階
段がきついので、参道入口近くの遍路用品店に荷物をお願いして、空身で上る
のが「通」かと…馬鹿にせず、是非!何か遍路用品店で小さなものでも買って
気持ち良く預かってもらった方が良い!難易度は【1.5】

10番~11番 9.3K 2時間5分
アスファルト道を行く、有名な2つの「潜水橋」を渡る道である。ここが意外
に長い。決して馬鹿にしてはいけない。アスファルト道を「重たい荷物」を背
負って歩いた経験の少ない「初めての遍路」はここで意外に音を上げるだろう。
休憩ポイントは、2つの潜水橋を渡った右に「遍路小屋」あり。ここで5分で
も10分でも休憩を取り、残りの市街地の4Kを歩くのが無難。最初の潜水橋
から2つめの潜水橋までの距離が意外に長い。その間は休憩ポイントも日除け
場所すらない!【2.5】

11番~12番 12.9K 4時間15分
藤井寺(標高40m)の境内から、いきなり!山道に入る。そこに、有名な立
て看板あり!「並足6時間、健脚5時間、遅足8時間」自分の脚力が試される
最初の試練である。全て山道(遍路道)である。但し、歩行者が最も多い遍路
道(山道)なので「藪掻き」の心配は全く無し。「並足500mlペットボト
ル3本、遅足ペットボトル4本、健脚2本」という感じだろうか。途中、自然
の飲める水が湧き出ているが、水分の用意は必須。最低ペットボトルは2本は
用意すべし!少しずつ口に含ませ、一気に飲まずに上るべし。最初の休憩ポイ
ントは長戸庵(3.2K)で健脚で約1時間強か(標高440m)。藤井寺か
ら20分程で、最初に休憩可能なベンチがあるので、並足・遅足は、ここで休
むのも手か?その後、柳水庵(6.6K地点、標高440m)まで更に健脚で
1時間強。ここでも10分程度の休憩を取り、浄蓮庵(一本杉庵)(8.8K
地点、標高745m)までが最初の難関である。大きなお大師様の銅像があり、
ここのベンチ(最後の休憩ポイント)で休憩すべし!ここから、1キロ強で一
気に左右内(そうち)集落まで下り(標高450m程度)、最後に1キロ強を
登るのがクライマックスとなる。焼山寺は標高700mで、実は手前の浄蓮庵
(一本杉庵)の方が標高は高い。つまり、縦走と似ているのだが、浄蓮庵から
の下りが足にキツいので、慎重に!最後を登りきり、開けた場所に出たら後は
境内まで500m弱なので頑張るべし!遅足だと8時間程度かかるのも事実ら
しい。同じ日50才の男性が朝7時から登って午後3時半に着いたとの事。彼
は、精根尽き果て!?焼山寺のベンチで1時間程座っていたので、ある程度の
覚悟は必要か。彼も毎日5キロ程度の散歩練習はしていたとの事である!
【やや健脚:長戸庵(75分)→柳水庵(75分)→浄蓮庵(50分)→焼山
寺(80分)=合計4時間40分】という感じだろうか(休憩含む)。焦らず
に、登りは少し「ガニ股」気味にして登り、ザックを腰に乗せ、歩幅を縮めて
登るべし。【4.5】
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■3日目宿「ザヘンロ・サーベイ」
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アバンティBH  T14 FNA D14 S15 C¥4,500
徳島市東大工町1丁目20(新町温泉近く) 088-654-5550
井戸寺を抜けて、徳島市内に泊まるなら選択肢は山のようにある。当然素泊り
のBHであるが、設備は古い。但し特に問題はない。歩き遍路には500円の
割引でこの料金。新町温泉(330円)から歩いて30秒なので、ホテルのタ
オルを持参して、隣のコインランドリーで洗濯をしながら温泉と言うより銭湯
でゆっくり疲れを癒す事可能。但し、コンビニが近くに無いので、事前に夕食
は買って入るべし!目の前に大手チェーンの立派なBHあるので、ちょっと後
悔する事か~(笑)但し、歩き遍路の今後の旅には、市内のBHでの気楽さも
楽しい。翌朝、早朝出発するなら、便利な遍路道沿いのこのBHも悪くない。
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全ては、私の個人的判断です。

総合(Total)は、「T」
料理(Food)は、「F」
内装(Decor)は、「D」
サービス(Service)は、「S」
料金(Cost)は、平均的コストの「C」

評価は、
0~9 お粗末~可
10~15 可~良
16~19 良~優
20~25 優~秀
26~30 秀~完璧
===================================

今日はこの辺で。
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3 コメント

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Unknown (歩かない遍路 らいた)
2007-07-18 20:28:06
10番へ向かうには「馬鹿にせず、是非!何か遍路用品店で小さなものでも買って気持ち良く預かってもらった方が良い」というのは人生訓といえるでしょう。
何でも一人でがんばろうとせず、助けを求める。
そのときには、それ相応の仁義を通す。
その通りでしょうね。

10番から11番への中州は確か日本最大のはずです。
休憩場所が必要なほどとは思っていませんでした。

篆刻は「無眼界」完成。陰刻。
お接待の誘惑と甘え (元(もう既に過去の事)健脚です)
2007-07-18 21:14:53
らいたさん、四国遍路にはお接待があります。それは、信仰に基づいたそして長い間その土地で培われた無償の施しであり、善意によるものなのでしょう。しかし、お四国に出ると、無償の善意「お接待」に慣れや、甘えが出てしまい、人によっては「期待」すらしてしまう事があるのだと感じました。ザックという、遍路にとっての全てが入った自分の財産を一時でも預かってもらう行為は、こちらからお願いするならば、どんなに尽くした「言葉」であったも、その言葉のお礼だけでは足りないような気がします。数百円のお線香でもローソクでも何でも良いと思うのです。100円の納め札でも良いでしょう。気持ち良く、先に購入し、お願いすべきだと思っています。いつもありがとうございます。
1番から始める遍路が (KOYAMA)
2007-07-18 21:30:17
圧倒的に多いと思いますが、貴兄の
ように”健脚”だった方の総括は
別の意味で有意義だと思います。

例の”難易度”ですが、藤井寺から
焼山寺への13キロの山道が4.5
とは、何処か別の所で5が”出る”
のでしょうか?因みに、この区間の
逆方向は、私の実績で4時間20分
(2004年7月7日、8時45分
から13時5分)でした。この区間
は(当然)逆打ちの方が断然、楽です。

通常ペースで行くと、3日目にこの
区間にあたるのですが、ここを歩き
きることが出来れば一段落すると共
に(遍路を続けていく)自信が出来る
と言われています。しかし、実は次
の山場が井戸寺を打ち終えて、徳島
市内に入ったところだというのは、
”案外”意外な事実です。徳島市内
に宿泊してしまうと翌日、恩山寺に
行く気力が起きてこないケースが
かなり多いようです。だから、
焼山寺を打ち終えた翌々日に
徳島市内を”意識的に通過”する
ような日程(行程)で歩くのが一つの
パターンになります。お山も終わり、
最初の大きな町なので、ゆっくりと
と思ってしまうと気持ちが途切れて
しまうのでしょうか?同じ大きな町
でも、このような現象は何故か徳島
に特有な現象のようです。松山でも
高知でも高松でも、余り聞いたこと
がありません。1番から打ち始める
(正規な)順打ちでは必ず直面する話
ですから、特に通し打ちを考えて
いる方はよく認識しておくべきだと
思います。

それでは失礼致します。

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