黒沢永紀オフィシャルブログ(旧・廃墟徒然草)

産業遺産と建築、廃墟、時空旅行、都市のほころびや不思議な景観、ノスタルジックな街角など、歴史的“感考”地を読み解く

同潤会青山アパート #09

2006-02-18 02:56:00 | ・同潤会アパート
blogに書き込みを頂いたいた
『同潤会記憶アパートメント』展がもう最終日なので、
仕事の合間をみて出かけました。
狭い会場は沢山の人で溢れ返っていてなかなか入れず、
タイミングを伺おうと裏通り側へでてみると、
裏の壁面には各階にネームプレートが張られていて、
その下には「DOJUN WING」の文字が。



小さな会場ながら共同展ということもあって、
写真から映像、絵画、立体と凄く充実した内容で、
まだアパートがあった頃なんでもっと観ておかなかったんだと、
思わずジタンダを踏んでしまう展覧会でした。

かつてのアパートのパノラマ写真を見入るお客さん(左上)
アパート時代に使われていた玄関上の再生旗立(右上)
建設当時をそのまま再現したといわれる壁面(左下)
立体鏡でみられるかつての同潤会アパート(右下)



入場者数も20,000人にせまる数らしく、
いかに同潤会アパートが気になる建物だったかが伺えます。

何回かに渡ってアップしてきた、
同潤会青山アパートと同潤館はそろそろ終わりにしようと思いますが、
ついでなので表参道ヒルズを一つ。
駐車場の出入口のフォントが気になります。



数字やアルファベットに使われているフォントは、
'BANK GOTHIC'といわれるフォントですが、
かつて商業施設等の外壁にこれが使われているのは見たことがありません。
といっても、以前アップした軍艦島のピアノ同様、
仕事柄このフォント使いには感動してしまいましたが、
一般的には「ふ~ん」って感じかもしれませんね。

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■シリーズ:同潤会アパート■
旧青山アパート #01
旧青山アパート #02
旧青山アパート #03
旧青山アパート #04
同潤館
表参道ヒルズ
ゼルコバテラス
柴犬と同潤館
 


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