東京月島24時
ひとり 酔って帰る
34階の窓を開け 心地よい風を感じながら観音開きの収納棚をあける
新潟吉田木工製の桐函を取り出す
紫色の紐を解くと きめ細かな黒のクロース函
だいぶ前に書いた『四行詩集彷徨』だ
黒染総革装の特装本である
見返しはフィッツジェラルド直筆の四行詩が シルクで刷られ
松原邦光氏の型染め版画一枚
ひとり夜風に吹かれながら 深夜四行詩を読む
独居の境涯ここに極めり
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総革装三方天金で限定各100部の『世界珍籍選集』全10巻シリーズは、稀本でしょう。
地下出版関係の総革本を数多く紹介する佐々木桔梗さんの『総革本の話』ですが、この『世界珍籍選集』には、触れていませんから。
『世界珍籍選集』全10巻 編集篠崎兼三 1929年(昭和4年)世界軟派文献研究会
総革装三方天金 限定各100部 B6判 250ページ前後
1929年(昭和4年)7月、秘密裏に出版さ . . . 本文を読む
『総革本の話』曰く「小型本ながら茶染裏革使用のピリッとした造本」。
長谷川潔装訂の斬新なデザインとイラストが入った美しい小型本です。
非限定のため探索はさほど難しくはないでしょう。
『ウパニシャッド』 原子広宣 1934年(大正4年)7月30日 無我山房
天金 函 茶染裏革装 160×120ミリ 203ページ . . . 本文を読む
スーザン・ボイルの話題に触れた翌日のアクセス記録です。
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佐々木桔梗氏が『総革本の話』を表したのは1957年(昭和32年)8月のこと。プレスビブリオマーヌ刊行第二冊目です。四洋洞名義の鳥居昌三詩集『喜劇の季節』を含めれば、第三冊目の刊行物となります。限定部数145部で、その内の120部が白総革装訂本、他は略装版でした。いずれも特漉本鳥ノ子紙を使用した経年変化に強い造本となっています。ただ、白色の革に汚れが付きやすく、発行当時から佐々木桔梗氏を悩ませたよう . . . 本文を読む
小川亮作の『ルバイヤート』の四行詩をアフガニスタンの伝統楽器ルバーブの音色に合わせ吟遊詩人のように謳う長谷川時夫さんから、コンサートへのお誘いがありました。
「ルバイヤート」と聞いては、行かない訳にはいきません。
拙著の版元書肆ひやね主人と連れ添って、千代田区一番町の会場へ馳せ参じました。5月8日(金)のことであります。
貴重なコンサート前の吉兆か、東京では近来見ることの少なくなった美しい虹が . . . 本文を読む
lifehouseというロックバンドの名曲「everything」にのって展開される寸劇が、
面白かったので紹介します。
YouTube - Lifehouse's Everything Skit
キリスト教的説教臭さが鼻につくかもしれませんが、私は少し感動しました。
誘惑の多い人生も又楽しと思いますけど……。
「everything」の歌詞 を紹介しておきます。
everything . . . 本文を読む
アンブローズ・ジョージ・ポッター(A.G.Potter)が1929年に著わした『ルバイヤート書誌(A BIBLIOGRAPHY OF THE RUBAIYAT OF OMAR KHAYYAM)』です。
ルバイヤート研究の基本図書のひとつです。
Ingpen & Grant 300部限定
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