本日わたくし、ひさ~~~しぶりにじっくりとテニスを最初から最後まで見ました
今年最初のグランドスラムテニス大会、オーストラリアオープン、男子シングルス決勝。
結果は下馬評どおり、フェデラーの勝利だったわけですが、簡単に勝てたわけじゃありません。
何度も、流れが変わる中で、最後に見せた王者の貫禄は、みごとでした
実は私はアンディ・ロディックファンなので、どうしてもアンディが勝てない相手、フェデラーはあまり好きじゃないと思ってたんです。
だから、今日も、ノーシードから勝ち上がってきた、明るい笑顔がさわやか(・・・でもナイかも?すごいひげ面ですから)なマルコス・バグダティス(キプロス)をちょっとばかりひいきしてました。
試合は序盤、バグダティスの独特のリズムに狂わされたのか、フェデラーの調子がいまいち。そこでフェデラーがペースを変えた。それが一時は成功したかにみえたけど、自分のペースを変えたせいで、フェデラーの調子が狂うのでは?と懸念したとおり、自分のペースに持ち込めず苦戦するフェデラー。
第1セットを5-7で落とすという大波乱。
第2セットは、あろうことか、0-2と、1ゲームも取れないフェデラー、あわや0-3になりそうな場面。
私はあそこで、ガンガン攻め切れなかったバグダティスに、いやなものを感じた。
その後、もつれにもつれ、最後、ここ!!というところでバグダティスのミス、それが災いして、7-5でフェデラーが取る。
そしてそこからだ。第3セットが始まった途端、フェデラーの表情ががらっと変わった。
まったく互角で、試合は振り出しに戻った状態で、フェデラーが王者の顔に戻ったのだ!!
こうなったらもう誰もフェデラーを止められない。
バグダティスも健闘したが、ふくらはぎの痙攣などに見舞われたことからもわかるように、見た目以上に試合内容はハードだったんだな~とびっくり。
あとは6-0、6-2でフェデラーの優勝が決まった。
さ~すが~・・・などとちょっぴり冷めた感動を味わっていたけれど、表彰式で驚きの感動シーンが待っていました。
バグダティスのスピーチが終わり、壇上に立ったフェデラー、スピーチがなめらかに進まない。
何をやっているのだろう?と思った瞬間、フェデラーが涙のため絶句してしまったのです。
もちろんバグダティスの顔も、汗かと思ったらしっかり涙が光っておりましたが、フェデラーが泣くとは思いもよらなかった
トップに立つものの重圧との戦い、それは人々が思っていた以上に、つらく、厳しいものだったんだということを、まざまざと思い知らされました。
次から次へと、打倒フェデラーを狙ってくるものがいる。
研究し尽くされ、欠点を攻められる。
それでも勝たなくてはならない、NO.1としての使命、プライド。
う~ん、まあ、グランドスラムに優勝すれば、そりゃあ誰だって泣いておかしくはないけれど、フェデラーの涙を見るなんて、本当に思ってもいなかった・・・
フェデラー優勝おめでとう☆
そして、バグダティスも、これからが楽しみな、まだこの顔だけど、20歳の選手なんですよね、応援していきたいと思います。
余談ですが、バグダティスの恋人が、ものすご~い美人で、何度も何度も何度も、カメラに写されていました。目が澄み切ったグレー(に見える)なんですよ。
この写真は
唇をかみ締めているので
ちょっと変ですが・・・
実物はもっとも~っと
ほんとに綺麗で可愛いです。
私が今日一番嬉しいニュースは、ヒンギスが、ミックスダブルスで出場してて、見事優勝を飾ったということです。
シングルスではベスト8止まりでしたが、一皮も二皮も向けてカムバックした彼女の、今後を見守りたいと思います。