台湾中部の日月潭と言えば、台湾を代表するリゾート観光地。
台湾で唯一海と接していない南投県のほぼ中央に位置する美しい湖・日月潭と、その周辺に広がる山々とが織り成す自然風景は、何度訪れても飽きる事がありません。
・・・と力説しても、訪れた事のない方にはきっと、いまいちピンと来ないかもしれません。論より証拠、上の写真をまずはじっくりとご覧あれ!
そう、まるで油絵の世界から抜け出してきたような美しい風景、これは日月潭に実在する風景の一コマです。
上の写真:自然・人文部門銅賞:陳威宏「水社碼頭堤岸之美(美しき水社埠頭)」
日月潭国家風景区管理処は今年の3月から10月まで、「eye日月潭・写真コンテスト」を実施、自然・人文部門と、イベント部門など合わせて1500点を超える作品が応募されました。
厳正な審査の結果、12月3日に発表された入賞作品は、どれも息を呑むような見事なものばかりでした。
自然・人文部門銀賞:陳雲龍「涵碧碼頭(涵碧埠頭)」
水面に映る埠頭の影が美しい
遠くに見える小船が朝方の幻想的な日月潭を象徴している
自然・人文部門金賞:林育「慈恩塔星夜(星降る夜の慈恩塔)」
絵ではありません!
夜間撮影されたこの写真、日月潭の澄んだ空を
きらめきながら移動する満天の星が見事に写されている
イベント部門銅賞:温笠翔「愛在璀璨煙火下(きらめく花火と愛)」
日月潭で毎年行われる花火大会夜空に咲く大輪の花が、
水面の小船をきれいに照らし出している
イベント部門銀賞:林志芳「渡日月潭(日月潭遠泳大会)」
今年で27回目を迎えた日月潭遠泳大会
今年は国内外から史上最高の25,000人を越える人々が参加
選手らが一斉に泳ぎ出す瞬間はまさに壮観!
イベント部門金賞:林育「眼」
同じく日月潭遠泳大会をとらえた写真だが、
魚眼レンズの使い方と撮影センス、技術が高く評価された
受賞者はなんと、偶然にも自然・人文部門の金賞と同一人物
日月潭には何度か訪れた事がありますが、受賞作品のいずれも、日月潭の新しい魅力をぞんぶんにとらえていて、また足を運びたくなりました。
みなさんも機会があったらぜひ、この美しい風景の中に飛び込んで見ませんか?!(華)
写真提供:交通部観光局日月潭国家風景区管理処
台北、高雄には行ったことがありますが、日月譚はこんなに美しい所とは知りませんでした。
次回は是非 中央部の南投県に行ってみたいと思います。
コメントありがとうございます。
30年前から観察されていらっしゃるとは、様々な変化をまさに体で感じ、思う所も色々おありでしょうね。
日月潭は有名すぎて私も「またか」と思いがちだったのですが、やはり不動のトップを守り続けているだけの事はあるようです。
今後ともよろしくお願いします!