
淡水の朝日
台北盆地を流れる淡水川の河口に位置する淡水は古い歴史のある港町で、北台湾を守る要衝だった。1858年に開港された淡水港は台湾北部で最も開発が早い港だ。淡水川の河口に狭い平野があるほか、ほとんどのエリアが大屯山の山地だ。
淡水の旧名は「滬尾」。「淡水」は総称、淡水川流域一帯、または北部台湾を指している。「滬尾」の名称の由来について二つの言い伝えがある。一つはそれはもともとここに住んでいた先住民族ケダガラン族の言葉の音訳。もう一つは以前、淡水には魚を取るための「石滬」がたくさんあって、淡水は「石滬」の尾っぽにある町なので、「滬尾」と名づけられたそうだ。しかし、港の発展と共に、「滬尾」という地名もいつか「淡水」に取って代わられるようになった。
商船が頻繁に行き来する情景はすでに過去の歴史になったが、淡水の町を散策すると、西洋式の建築物、閩南式(福建省南部)の建物、日本式の歴史的建築物はいずれも昔の栄光を語っているようだ。1629年にスペイン人が、1642年にオランダ人が攻めてきて、その後、清王朝と日本の統治を経てきた。両側に骨董品や芸術品の店が林立している淡水のオールドストリート(中正路、真理街、重建街、三民街、清水街一帯)を散策すると、淡水の各時期の建築物の特色をゆっくり吟味できる。オールドストリートのほか、客船に乗って淡水から対岸の八里へ、または淡水から大稲埕へのクルーズの旅も美しい淡水川の景色を満喫できる。

淡水でのサイクリングも楽しいよ
漁人埠頭(フィッシャーマンズワーフ)もお薦めだ。フィッシャーマンズワーフの正式な名称は淡水第二漁港、1987年に竣工、陸域面積が約15ヘクタール、水域面積が約11ヘクタール、合計26ヘクタール。漁人埠頭(フィッシャーマンズワーフ)は淡水川の河口の右に位置し、その東には大屯山山脈があり、西南は淡水川を隔てて観音山と向かい合っている。淡水は淡水川が海に入ったところにあるため、眺めがよい。ここに来ると、山と海の美しさを満喫できる。

淡水の左岸公園
淡水の竹囲付近の淡水川の北側にあるマングローブも見逃せないもの。ここは淡水の河口から約5キロ離れている。マングローブは全域の45%を占めている。マングローブの高さは0.6メートルから5メートルまでさまざま。このエリアは1980年に大きく破壊された後、厳重に保護されているため、マングローブの面積は以前の20ヘクタールから40ヘクタールに拡大され、台湾で面積が最も大きく、最も完全な形で保護されているマングローブ林となった。ここは白鷺などの野鳥の生息地でもある。引き潮の時、泥沼には多くのシオマネキ類のかにやトビハゼ類の生物が見られる。渡り鳥もよくここを訪れている。バードウォッチングのお好きな方にとってもってこいの観光スポットだと言える。










