加油がいない・・・

帰阪したらいきなり忙しい。
しかし、夜中にＢＳ－iの録画を確認したら「加油」がいない…。
加油～！加油～！まるで最初から存在していないかの如く。こらっ！ＴＢＳ！
（「加油（かゆ？）」とは、中国選手を応援する際の「がんばれ！」らしいけど、私と、今回同行のkasumiさんの間では、すでにチェンジャン・リーは「加油」になっている）

やー。楽しかったわ。
Ｎ杯の時みたいに、私のヘタなカメラで豆つぶ選手を撮影しよーと欲張る事もなく「目カメラ」で集中して見ることが出来た。
なんといっても、おニューなフリー・衣装を見るこの喜び。いろいろ情報を見る時間がないので、他の方の感想は読んでない。個人的思い入れ＋まっさらな状態で、かつビデオで確認しながら【東伏見ダイジェスト・その１】。
（ジョニー部分だけ異様に長いわ。ひょえー）

①本田くん
白＋黒＋キラキラで、背中が大きく開いている斬新な衣装。
女性的といえば女性的ですよ。髪型もソフトなカットに変えて栗色で、大きくイメチェン。「ええっ？誰？」と驚いた程に「美しい本田君」なのだ。体も顔も締まってる感アリ。
「トスカ」のフリーは彼にピッタリ。ドラマチックで「アランフェス」みたいに哀愁がある。４回転入らず（挑まず？）ジャンプ調子は５割くらいだけど、復調しているのが嬉しい。仕上がってきたら良いＦＳになりそうです。嬉しい。嬉しいよお。カムバック、タケシ！ダグ・リーコーチは最早「おとん」的に暖かく見守っているが、演技点（ＴＣＳ）が思うように伸びない。５点台はヘンよ。
②ジョニー
黒ベースに、ナナメ切り替えの金色＋ベイビー（パステル？）ブルーの紋様が。このブルー部分が「空と雲」かいな。モクモクしてる。金色が「天使」かいな。アゴヒゲ伸びてても天使なのね。
あーでも、やっぱ美しい。基本デザインは「Otonal」を踏襲してる衣装だけど、去年よりはピラピラ感は無くて、大人っぽくなった感じ。
ウォームアップで４回転はやってなかった…でも、公式練習では跳んでたワケね。申告も４トゥ－３トゥだったのね（みどりちゃん談）。
本番でもやはり冒頭は単独３トゥに。これは助走の長さ（何か１ターン入れてるの？）と、踏み切り時の「おりゃー！」な形相を見る限り（笑）「４回転跳ぶつもりで踏み切ったけど、空中で思いなおして３回転にまとめちゃったよ」的だ。違うかな～。ジョニー、いかがなのか。あとで電話で聞こう。
次の３アクセルは３トゥがつけられず単独。でも綺麗な着氷ラインは、ＴＶのいつものジョニーだ。
３フリップ、体が大きく「ぐる～っ」とぐらつく。ターンから入るコンビネーションスピン。これが「レベル４」なのか。色々細かくポジションを変えてて、進歩の後が。
ここで、イナーバウアー（か？）、スパイラル（か？）、イーグル（うん）を組み入れた「ひと踊り」の見せ場がある。美しいの。しなやか～。あー。もともと綺麗な人はお得ね。永遠に踊っててほしいわ。インのイーグルで「自分で自分を抱きしめる」かのようなポーズがあるんだけど、ナルシスティックで良いのよ。これがあのヒゲ面ジョニーかしら…（てんてんてん）。
（えー、ここが「Moves in the field」に相当するのかなあ？フィギュア専門家のてけてけよ、いかがなんしょう。）
３アクセル・スッポ抜けで１アクセル（おまけに２フット。減点厳しい～）。珍しいミスだ。去年もやってた、ターンから入る３ループ。いつも心配な…これは綺麗に成功。パチパチ。シットスピンから曲調が変わって「Wonderland」か。さあ、後半戦。
見せ場のサーキュラーステップは、ヤグも「仮面」でやってたよーな「片膝をついて回るターン（正式名忘れた）」が入ってる。躍動的で何より、前に滑った本田君より圧倒的に円が大きい。右回りのこれは、ジョニーにとっては「順回転」よね？
３サルコウ＋２トゥ、簡単に跳ぶ。ここでやっとコンビネーション。「あ、入れてねー。入れなきゃ」と思ったのか、最初から予定通りだったのか。次の３ルッツはジョニーお得意の筈なのに、絞り切れず？２回転に。やはり後半で３回転が決まらないと、印象的にツライかなあ。
ストレートラインステップ。去年みたいに「ひと息ついてから」ではなく、一連の流れから入る。♪も盛り上がる。ここでスパーク（！）して欲しいところだけど、ややまだ未整理状態か。でも、腕をブン回す動きとか、男らしいパワフルな振付が随所に見られました。「新しい自分の魅力を見て！」ってポイントですね。うんうん。わかったわよ。
しかし、タラソワステップは運動量が多いので大変だ。ええと、ここで「毛布ターン」は入っているのでしょうか。専門家のてけてけよ。どうなんしょう？（足元をずっと見てても　{　がわからん）
コンビ・スピンでシメる。凝ったシットのポジション（初披露・形容できん）。ジョニー、あなたよく、あんなややこしいポーズ出来るわね。前世はタコだったのか？
「ばん！」と派手やかに終わる。一応（？）笑顔で良かった～。
あーでも「終わってしもた。ジョニーの４分半が終わってしもた…」と、私は切ない。泣きそうだ。
キス＆クラのプリシラコーチは、おかんむりな表情。点は…やはり出ず。ジャンプがこんだけ入んなかったら仕方ない。と、自動的に演技点も下がる。７点台が出ない事でやや呆然としてるジョニーだが、投げ入れられた熊のプーさんを真似て、ＴＶカメラに「おとぼけ顔」を作る。ペタペタと顔の汗をティッシュ（コットン？）で拭う仕草も、いつものまんま。でももう、御髪の乱れは…あきらめた。デコ出したきゃ出しなさい。もういい。それでいい。自然体で！
えー。この大会って、ジャッジの点が出るまでに随分時間かかかる。その間、選手はアレコレ「間」を持たせなきゃなんない。大変だ（つうか、キス＆クラの一連の仕草も選手の魅力の一部だから美味しいんだけど）。
テクニカルスペシャリストの、ペトレンコ御大（ショッキングピンクのシャツが首元から覗く）が、右隣の天野真さんと何やらしゃべっている。あー。厳しい点つけられましたねえ。でもでも、リンク上の存在感はやはり素晴しいものがあったわ（ジョニー語りはまだまだ後日でも書くのだ。終わらない、終わらないのよ）。

③大ちゃん
大ちゃんは、薄パープルがヒラヒラとした上半身から、高いウエスト位置で切り換えて黒。この薄紫がナントモ、イイ。ピンクも似合ってたし、同系列の紫も似合うワケね。やー。端正な横顔で目の前をしゅぱーっと横切っていく大ちゃん。最近どーして色っぽいんですか。ヒゲ好きなんですか。ジョニーもだけど、男子って全世界的にヒゲが流行ってんですか？まあいいのよ。もう、滑る前から、期待度でワクワクな大ちゃんだ。
（長い！つづく…）