上砂理佳のうぐいす日記

銀座中央ギャラリー「10×10版画展」は無事終了。お越しいただいた皆様、ありがとうございました★

こんな塾★

2014-01-23 | うぐいすよもやま日記
NHKで「一人親家庭の子供を助ける」という塾のドキュメントをやっていた。
なんと大阪の箕面という。
塾を立ち上げたのは弱冠24才の青年。父母が離婚して、家庭環境に苦しみながらなんとか進学した。自分のような子供は、もう自分達の世代で終わりにしたい…それがNPOを立ち上げた理由だという。
見ながらボロボロ泣いた。
不登校になる子供は子供で苦しみ、親は親で疲れ切っている。
でも互いに本音をぶつけ合うことが出来ず、悶々と暮らしている。
塾長が、自らの体験を子供の心に重ね合わせながら、なんとか苦しみから助け上げようと働きかける。
立派な人だなあ~と感心してしまう。
子供の時に家庭で苦しんだ人は、一生その恨みを抱えて生きていく。大抵は。
でもこの人は、恨みや怒りを「他者を助けるモチベーション」に変換した。
彼が助ける子供達は、「かつての自分」なのだと思う。だから助ける行為によって「ほんの少しだけど人生のリベンジを果たしてる感じ」という。
なんて良い形のリベンジなのか。
スタッフはもう一人と、同じく一人親家庭で育った大学生達が12人という。
こんな塾がどうぞ続いてくれますように★
コメント
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