にこにこ笑って過ごしたい

PDDでディスレクシアの娘と日々取り組んでいるエクササイズや勉強法など。娘の特性に合ったやり方を模索する日々。

本の紹介

2017-07-15 08:08:10 | 英語対策
ネットで配信されているので、ご存じの方も多いかも。
いつも、仕事帰りに電車の中でうるうるしながら読んでいました。

「うちの子は字が書けない ~発達性読み書き障害の息子がいます~」
千葉リョウコ

モデルになっている息子さんは、うちのと同じくらいの年ごろ。
時代背景も同じくらいで、激しく共感しながら読ませて頂きました。

字が書けるようになりたい、特別扱いは嫌だと、ずっとがんばったフユ君の頑張りには、本当に頭が下がります。
そして、その努力に寄り添い、一緒にがんばった作者さんの努力にも。

私は、小2で娘の特性が分かって以来、書くことはあきらめてしまったので。
作中にも出てくる、「大人になったらパソコン使うから・・・」という理由です。
書けるようになることに費やす労力・時間は、健常者の10倍くらいかかります。それでも定着しない。
その徒労感たるや、半端ないのです。
私は、その時間をもっと本人の好きな事や、得意なことを見つけるために使ってほしかった。

中学からは、英語という壁がさらに立ちはだかり、もう一度奮起してあれこれ取り組んだ訳ですが・・・。
英語は今でも赤点続きです。(かろうじて進級はしました。)

娘は、私とあれこれ取り組む中で、いろんな人に出会い、自分の特性を知り、理解し、そこから変わったように思います。
フユ君と同じように学校の課題の作文にディスレクシアの事を書いて、自ら周囲にカミングアウトもしました。

私は、小・中学校でとても残念な思いをしたことから、高校では特に先生に娘の特性を伝えませんでした。
幸いなことに、今は楽しい学校生活を送り、先生ともとても良い関係を築けているので、なんとかなるんじゃないかと思っています。

中学から、パソコンでいろいろ宿題をやらせていたせいか、今ではすっかり使いこなし、実習でも課題はあっという間に終わってしまうらしく。
得意なことがいくつかできて、いま進路をどうしようかあれこれ思案しているようです。

今は、ずいぶん小さい頃に診断がつくこともあるようですね。
私はこれがいいことなのか、良く解りません。

本にあったように、早くから練習をすれば、書けるようになる確率は高くなるかもしれません。
でも、苦手なことに変わりはなく、それを強いる時間が長くなるのは、本人にとってどうなんでしょう。

私は、呑気なもので、保育園時代は娘の特性が面白くてしょうがなかった。
散歩の途中でも道端の石ころや木の枝が気になって、しゃがみ込む娘。
公園に行っても遊具で遊ぶでもなく、興味のあるものをずっと観察しているか、いじっている娘。協調性全くなし。
今思えば、これも発達障害の特性だったと思いますが、知らぬが仏、このころは「面白いやつだな~」としか思ってませんでした。

小学校に入って、皆と同じように学習し、宿題を課されて初めて気づいた特性。
中学校に入れば、さらに高校入試(筆記)を意識して、「漢字で答えなさい」となる。

以前、ここでも書きましたが、小学校で習う金子みすずの「みんな違ってみんないい」。
小学校時代に、「現実はそうじゃないよね。」と言った娘の言葉が忘れられない。

今は、某通信教育でタブレットとかが字の練習に使えるようです。
10年前にあれば、そういうツールを使えれば、多少は抵抗感が減ったのかもしれません。
いまとなっては、全てがたらればですが、この障害について、指導者がもっと理解を深め、本人のつらさが少しでも軽くなればと思います。
普通の人にも、こういう障害が広く知られること、そして何より多様性を受け入れる社会になってほしいなと思います。
学校は、子供にとっての社会的な場は、閉鎖的です。
学校の先生や、親が変わってくれなければ、子供たちも変わらない。
フユ君が、特別扱いされたくないとかたくなだったのも、そこに理由があるんじゃないでしょうか。

久しぶりに長文の更新になりました。
がんばってるフユ君の、作者さんを応援したくて。
これを見ている方には、参考になると思いますので、是非。






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