御殿場高原ビール・茶目湯殿

御殿場という下界よりちょっと涼しい場所に位置するこの温泉施設は、夏場過ぎには丁度いいパフォーマンスだった。いや、むしろ温まることが出来るので四季折々でそれなりの風情が楽しめる。なぜならば露天風呂に隣接する木炭サウナによって体温をコントロールできるからだ。暑いときには水風呂にたっぷり入ればよい。寒いときにはサウナの後1秒間だけ水風呂に入ればよい。一年中ほかほかとした湯上りのからだを空気にさらし風を楽しむことが出来る。
隣接する和食処は四季折々の料理を心がけリーズナブルに提供してくれる。板長のメッセージはきっちり料理に反映されている。
これだけの施設、子供のざわめきもシャットアウトした良い空間に感謝したい。

静岡センチュリー・ハイアット・翡翠宮

高級ホテルのレストランにふさわしく尚且つホテルのステイタスを持ち上げている中国料理のレストランと思う。こよなく通っているが未だかつて「オヤ？」という料理がない。どれもそつなく・・・無難とおっしゃる方もいるかもしれませんがこれは大変難しいこと。安定した料理を出すには高度な技術力と大きな調理場ともなれば尊敬に裏付けされた統制が必要。
さて本日はここ翡翠宮に家族3人で集まった。ランチとしては少し気張り￥3500のコースで。どれも控えめな味付けながら素材が良い印象。だからこそちょっとした風味が引き立つ。日本料理で言えば柚子のように。しかしながら締めの「焼きチャーハン、フカヒレスープがけ」は最後にガツンとやられた。そしていつもシェフがテーブルに挨拶に来てくれる。（仕事の後半であろう）ちゃんとした仕事が出来ればこそで・・・していなければこんな余裕は生まれない。