ゲームデザイナーMystaの制作メモ

将棋ミステリー『千里の棋譜』を制作中。PS3フォークスソウル/人形の傷跡/RPG「Lost Memory」が代表作

将棋の森応援!:小学生将棋名人戦の思い出:行方八段に敗れ、野月七段にダメ出し?

2015-07-17 | 将棋ミステリー

残り2時間となった将棋の森クラウドファンディング応援のため、将棋ネタを再アップ。


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ニコニコ生放送での告知のため、7/17 加筆。前回は野月七段ご本人に見ていただき、「当時は生意気だったかもしれず、すみません」という旨のコメントをいただき、恐縮したのですが、面白いのでそのままでいいですよ、という有難いお言葉をいただいたので、内容そのままにしておきます。文中にもある通り、小学生なのにすごく大人の印象でしたね。

行方八段は名人戦残念でした。もし、奪取なら私は名人と戦ったことがあると吹聴したでしょう(笑)


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昔の将棋の思い出話を一つ(将棋ファン向け)

小学生将棋名人戦は千駄ヶ谷の将棋会館で年に1度行われる、子供にとって最も大きな大会で全国から強豪が集い、準決勝決勝はNHKで放送もされる。

私は小5の時に出たのが思い出深い。予選は2勝勝ち抜け、2敗敗退というルールであり、
初戦で勝った者同士が次は勝ち抜けを賭けて対戦する仕組みだ。私の相手はいかにも将棋少年という感じの眼鏡をかけた真面目そうな少年だった。当時としては珍しい角交換振飛車で、囲いも美濃ではなく、力戦形であり、玄人の印象だった。

だが、私はチャンスと見て、必死に角の打ち込み場所を探していた記憶がある。(当時は振飛車は角交換を避けるのが常識だった)
もちろん、今から考えれば、隙があるはずもないのだが、私は相手の力を知るだけの棋力がなく、普通に負けた印象だった。この相手は珍しいお名前だったので覚えていて、後でNHKの放送でベスト4に出ているのを知って、こんなに強い人だったんだと思った記憶がある。その時の相手が行方八段で、今は正統派居飛車党なのも興味深い。

さて、1勝1敗で迎えた三戦目は勝てば通過、負ければ敗退ということで、双方とも必死だが、何とか勝ったようで、私は本戦に進んだ。本戦からはトーナメントで、初戦の相手は北海道から来たとのこと。それだけで気合の入り方を感じるが、何か強い予感はしていた。
まだ、開始まで時間があったので、一局遊びで指してみようかということになった。手の内を探る意味もあるので、お互い遊び感覚だったが、その時、その一戦を横で見ていた、同じく北海道から来た道場の上級生らしき人物が、「二人とも、こういう将棋では先が思いやられますな」と言った。決して嫌みではないが、本気っぽくもあった。六年生だと大人びた少年も多く、将棋少年はメガネをかけた真面目タイプが多いのだが、大人びたタイプもいて、このタイプは例外なく強い。

私の対戦相手の少年も後にベスト4に進む強い方だったのだが、大人の風を備えたその少年のダメ出しに言い返すわけでもなかった。その一連の流れで彼が相当強いことが私にも窺えた。少年漫画でよくある「できる…!」というやつで、実際その方が優勝者となる、後の野月七段だった。
野月七段は小学生当時はクール、今はマイルドな印象。行方八段は当時は真面目でおとなしく、今は熱いイケメン棋士という感じで、当時と今とではかなりイメージが異なっている。(これは誰もがそうですが^^)

さて、私の本戦初戦は序盤から順当負け。その相手の方もベスト4に進んだので、私が予選で負けた行方八段と共にベスト4の二人と戦えたことになり、さらに優勝者の野月七段にも一言いただいたので(笑)、棋力を考えると望外の思い出になった。ただ、当時は悔しかったらしく、その後に高橋九段の将棋世界の質問コーナーに敗因について往復はがきで質問して、優しいお返事をいただき、感激したことは、別の記事に書いている通り。

行方八段は三十代後半からさらに才能が開花し、明後日、名人挑戦を賭けたプレーオフを戦う立場にある。棋士の全盛期は一般的には30歳前後なので、ここに来ての躍進は素晴らしい。野月七段が行方八段の将棋の観戦記や解説をされることも多く、内容から当時からお二人の友情がずっと続いているのが感じられて、私も少しうれしくなる。

小学生名人戦にはもう一回出たはずなのだが、その時の記憶はあまりなく、やはり、この大会が思い出深い。
遠方から両親と一緒に来て、負けて泣いている子も多かったが、将棋に限らず、一生懸命何かに打ち込んで負けて悔しくて泣くという経験はなかなかできないことで、必ずプラスになると思う。

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