K-World (Kの世界)

アルツハイマー型認知症の妻K、
発病後18年目になります。
現在は介護療養型病院に入院中。
(夫Route463)

命の尊さを考える

2016-11-04 22:21:20 | ケア日記
ちょっと古い話だけど、ネットで
調べたら、2006年度の今年の漢字は
当時の社会状況を反映して「命」と
いう文字が選ばれ、清水寺の貫主が
大きな紙に大きな筆で書いている
テレビ画面が残っていた。

上の「命」という文字は清水寺の
貫主さんが書いたものをそのまま
使わさせてもらった。

妻は私をかけがえのない存在と強く
感じてくれていた唯一の人である。

口で伝えられなくなってしまった
今でも、私のことをかけがえのない
人として思い続けてくれていると
かたく信じている。

私も妻をかけがえのない人として
ずーっと思い続けている。

かけがえのない人とは、代わりに
なってくれる人がいないという
ことである。

かけがえのない人としての思いが
あるから、お互い、相手のために
生きなければならないと思う。

それは「命」がいかに大切で尊い
ものであるかということである。

毎日面会する度に、寝たきり状態
の妻の中には、生きる力、命の力
が宿っていて、それは今も強く
燃えていると感じられる。

生きているということは、素晴ら
しいことである。

妻を見ていると、単なる延命では
ないか、果たして妻にとって本当
に良いことなのか、という考えが
あることもよく承知している。

しかし、命というものは、命と命
が結びつき、愛の上に生まれる、
という考えが一方に存在する。

それを考えると、どんな状況に
あっても、命を大切に尊いものと
して位置づけ、妻も私も、生きな
ければならないと思った。

最近私は血圧が高い。立ちくらみ
やふらつきがみられる。妻のため
にも生きなければならないので、
減塩食、運動、睡眠に気を使い、
血圧降下剤を服用するなどして、
血圧の安定化を図っている。


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