そっけない魚と、まるい葉っぱ。

おしゃべりが、とても下手なのです。

お引越し、やめました。

2017年05月15日 20時06分21秒 | 日記
あらかた処分が終わった昨日、事態は急変した。
未練たらたらの私に夫が電話でこう言ったのだ。

「 まだ、間に合うと思うが 」

新たな社宅への準備に会社が動き出してはいるが
今なら謝り倒してひっくり返せるぞ、という
最後のタイミングを差し出してきたのだった。

まだ・・・、間に合うの?


拙い私の脳は、一生懸命 特殊な足し算をしていた。

あっちの通帳の数字と、こっちの数字と
これらが売れれば、その数字になるんじゃないか?
足らないか?   

ギリギリ、足りるみたいだ。


父に相談をしてみると、
「 買ったらいいじゃないか 」 と
呆気なく言う。


「 じゃ、買う 」
そう返事をしてからは早かった。



夫は今日、家主と会社に
最新で最後のお返事をし、

父は、その確認をとってから
私の有価証券を、きれいさっぱり
売り払ってくれた。

ヤフーニュースで
今日は株価が下がっている、と
今朝見たばかりだったのに

売ったんだ、
売れたんだ、

と、

足の筋肉は衰えているのに
そっちの、ものすごい瞬発力に
唖然だった。




足し算を繰り返してみた。


うーん・・・・


消費が下手だった自分を顧みる。
使うアテの無いお金を貯めても
それを悔いて死ぬだけだろうに、

それを
こんなデカい買い物に
一気に投入した自分の
買い物下手に

もう一度、あきれた。




医療保険の保険料分だけ残すような
ほんのわずかな残高が
残る計算になる。

もう、軽自動車一台 買えない私。

だけど、不動産屋さんには
オラがこの家さ、買う。と
お返事をした。



転勤族は、終わりだ。
8回目の引っ越しは、しない。


家の中、スカスカだけれど
お庭の緑は今日も元気で、
天窓はいつものように
太陽の光を送り込んでいる。



やっと安らかに
死ねる場所が出来た。

それが素直な気持ちだった。

他人様の持ち家である社宅で、
孤独死したら

私も、その家主も目があてられない。



お墓には入りたくない私が
お墓の替わりに
住まいを買ったと思えばいい。


もう、悩まなくていいんだ。


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