そっけない魚と、まるい葉っぱ。

おしゃべりが、とても下手なのです。

桃、すごく甘かったよ。

2017年07月23日 23時14分33秒 | 日記
くるりと町の中を走ってみても
「こんなに小さな商店街だったろうか」
「この坂はもっと急ではなかったか」

と、まるで自分が大女に成長したかのように
町は小さく鄙びた田舎に思えた。

だが、それとは別に大きな衝撃が
記憶と共に蘇る建物、看板の文字があった。

◯◯保育園。
大変急な坂を上った先にあった。
毎日息子を預けた場所。息子が嫌がった場所。

18年ぶりに辿るように
その坂を登り、目を見開く。

ああ、ここだ。
保育士が皆、チクチクと意地悪で
長男に後ろめたさを感じながら
登園したのだった。と。


******


いつも買い物に行っていた、
インター横のスーパーと
道を渡った、古いスーパー。

どちらもスーパー内部の記憶が無く
ただ生鮮売り場を見て歩いた。

古い方のスーパーで、
毎年、箱で梨をリンゴを
実家へ送っていたはずだ。

ここの梨が、最高に旨いと
親から評価をもらったのは
覚えているが

今は桃の季節で

だけど、昨日食べたら
とても美味しかった地場の桃たちを
送っていいのか 悪いのか
判断がつかない、面倒さがある。

昨日、18年ぶりに再会した昔の上司は
「ここの野菜、果物を一切口にしていない」
と言い切った。正直、びっくりだった。
私はキュウリも桃も、食べちゃったけどねぇ。


地元に住むその方は、「信じていない」と
言った。被災に関する対策を、だ。

なんと熊本の茄子を食べているそうだが
「味が薄いんだな」と呟いていた。

ここは東北だよ。
熊本の茄子が到着する頃には
もう皮が硬くなっているでしょう。

キュウリ農家があちこちで収穫し
甘そうな桃が箱詰めで売られている。

線量計も見ないし、
誰もマスクなんてしていない。

だけど、天気予報の最後には
各地の線量の数字が流される。
原発周辺の細かなエリアの数字も。


何を信じたらいいのか。
薄い紙を一枚貼ったような
そんな町になってしまった感じだ。

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