REINAの騒動について

　　REINAの後楽園大会を観戦しました。こうやって女子の他団体を見るのは久しぶり。CMLLからルチャドーラが大挙して来日するのはこの団体だけ。ネグロ・カサスの嫁のダリスはデビュー前に、ネグロからの頼みで会ったことがある。日本通のネグロは「日本でプロレスを学ばせたいから、どこか斡旋してほしい」と言ってきた。30代後半でデビューするなんて、子育てが終わったとはいえ日本では考えられないこと。それが世界の摩訶不思議メヒコならではのこと。さて大会は堀田祐美子がコマンダンテとの髪切り戦に勝利してマイクを握ると、なんとREINAの解散宣言。これはよ～く聞くと、堀田が離脱していく恰好になったもの。その日の夜に、堀田から連絡が来たので「まるで”裸の王様”みたいだね」と私は言った。すべてが空回りしていて、結果は組織から出されることになった。理由はわからないが、でもこの1年間、REINAが食わせてくれたのだから悪く言っても仕方がない。前向きに行くしかないと思った。プロレスの団体って選手とフロントがかみ合っていないケースがあるが、これは実にナーバスな問題。全女時代からの経験を言わせてもらうならば、フロントはその企画でヒットを続けていかねばならぬ宿命がある。そうでなければ統制は難しい。だから頑張って行かねばならない。