ロッシー小川ブログ  MY FAVORITE LIFE

女子プロレス、ルチャ・リブレ、レトロなどなど、プロレス人生を謳歌するロッシー小川の仕事や趣味について大公開!!

田園コロシアム

2010年05月04日 19時32分06秒 | 20世紀スーパースター列伝
 CS放送では毎月、いくつかのチャンネルで昭和時代(70年代~80年代)の懐かしい映像が流れている。特に「ワールドプロレスリング」のクラシック版放送は活発だ。テレビ朝日チャンネルでは週2回ほど、スカイ・A sports+でも「ワールドプロレスリング闘魂列伝」というタイトルで主要大会を丸ごと流しているのだ。今日は昭和56年9月23日、田園コロシアムでの模様が1時間30分も放送された。タイガーマスクvsソラール、藤波辰巳vsソリタリオ、ハンセンvsアンドレ、猪木vsタイガー戸口の4試合だが、これが29年前の試合なのに、今見てもまったく色褪せないのだ。
 特にハンセンvsアンドレは極め付けだ。何気にアンドレの身のこなしは軽いし、よく動く動く…両者のチョップ、ヘッドバット、パンチの迫力は凄まじいし、何しろボディ・スラム1発で、凄い説得力を感じてしまう。これが昭和プロレスの魅力なのだ。
 田園コロシアムは田園調布駅から歩いてすぐの場所にあり、メインはテニスの会場だった。この大会では確か、会場に入り切れないで帰ったお客さんもいたほど。当然のことながら私も観戦し、隣には週プロの宍倉氏がいた…メインでは、崩壊した国際プロレスのラッシャー木村&アニマル浜口がリングに登場。木村が律儀に「こんばんわ」と挨拶したため、観客から失笑を買うと、浜口がこれを挽回しようとマイクを奪い観客を挑発した。すると宍倉氏が突然、「浜口~!」と絶叫したのだ。これにはビックリした。周囲は敵だらけの会場にやって来た浜口の姿を見て、いても立ってもいられなかったのだろう。それは宍倉氏が少年時代に国際プロレスのファンクラブ代表を務めていたから、とっさに出た愛着の叫びだったと思う。
 この田園コロシアムの映像を見ると、つい29年前のあの情景が思い浮かぶのだ。我々も20代前半、プロレスを熱く熱く思い、語り、その時を夢中に生きてきた時代だった。

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