魯人の戯れ

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忘れじの行末まではかたければ今日を限りのいのちともがな

2016-10-12 08:44:08 | 百人一首、一種の小説?
この道を行けば安泰な暮らしが出来るそう思っていたんだけれど
今までの道のりは大変だった。
子供の頃は勉強ばかり、友達と遊ぶこともせず、ひたすら机に向かってた。
その姿を見せることで母親は喜んでいたし、父親は満足していた。
僕もそれでいいと思い、すっとそうしてきた。
いい成績を取り、いい高校へ、いい大学へ行ってレールの上を歩く。
何も考えず、両親の言うままに公務員となり
このまま行くんだと思ってたのに今日でそれも終わり。
母親が死に父親はとっくの昔に居なくなった。
お見合いも何度かしたが結婚することもなく今はひとり。
もう褒めてくれる人もいない。
部屋の中でゴロゴロしながら今まで飲んでこなかった酒を飲む。
あぁうまい、うますぎる。
こんな美味しいものを飲ましてくれなかったなんて。
ぐだぐだしながらテレビを見て一日を過ごす。
こんなことをしていても怒ってくれる人はもういない。
2日が過ぎ、休日はもう終わり、でもこのままずっと家に居たいな。
仕事なんかしたくなくなっちゃうな。
ずる休みをしてずるずる、ずるずる、一日、今日一日と終わっていって
部屋の中、酒のにおいが充満してる。



ジャンル:
小説
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