魯人の戯れ

詩嚢と謔笑 その他もろもろ
いろいろと混ぜ合わせて出来上がったブログ

迷子の魚

2017-07-27 08:03:00 | 詩嚢
大海原にひとり
父母の顔は知らないけれど
何者かの手によって育まれてきた
ちゃんと愛は感じていたんだ

なのに道に迷ってしまった
潮に流されこんなに遠くへ
愛されていた そんなことさえ忘れてしまって

がむしゃらに泳ぎ回る
ナンパしまくる
愛を探し回りながら

大海原に仲間はいるが自分と合わないものばかり
それでも構わないなんて思っていたけど
やっぱり寂しい 愛がほしい
冷たい水の中を泳ぎながら

故郷を ただ故郷を

大海原にひとり
亡骸は海に漂いながら
隣人に友の手によって葬られて
彼等の肉となってゆく

故郷は遠い彼方にあるけれど
彼等の心の中で生き続けてく
真新しくキラキラと輝きながら

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