魯人の戯れ

詩嚢と謔笑 その他もろもろ
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西洋カボチャの運命は 

2016-10-31 08:14:32 | 詩嚢
山の中腹 あまり人目のない場所で生まれたカボチャは
すくすくと自由に育っていきました
草達を見ながら木々達を見つめながら瘦せた土地で
たまに通っていく人がなんでこんなところに
首を傾げながら見ていましたがここは畑
僕等は村人の食料となるんだ そんな自負がありました

山の中腹で蔓を伸ばしたカボチャ達は
どんどんと大きくなっていきました
草達も伸びに伸びて木々達は綺麗な緑 
とっても熱くなって人が通らなくなりました
だからこそ成長できる だからこそ希望は膨らむ
石が転がるガレ場から何者かが見つめてて
もうすぐか もうすぐなのか 期待しながら待っている

陽は登り陽はまた沈む その間で何が起こっているのかは何も知らない
ただ隣で一緒に育ってきた奴がどんどん どんどん消えてゆくだけ
それを確認していきながら一日 日一日と過ごしていって

山の中腹 あまり人目のない場所にカボチャがぽつんと
僕だけ収穫されずに残されてしまいました
なぜなんだろう そこで立ち尽くしながら
種として生まれ変わっていけるのだろうか 
それとも忘れ去られてしまっただけか 
葉は枯れて伸びきっていた蔓もここで打ち止め 

このままここで終わってしまうか
そう思っていたら突然蔓が切れてコロコロ コロコロ転がっていきました
さぁ僕はどこに行ってしまうのでしょう
国境を越えていければもっと自由に 海をも超えて行きたくなって
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