魯人の戯れ

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思いわびてさても命はあるものを憂きに堪えぬは涙なりけり 

2017-02-09 08:50:29 | 百人一首、一種の小説?
思いは尽きない。
ここにこうして立っていると命あるものの鼓動を感じる。
どくどくと脈打つように動き出し、そのうち僕の呼吸と合ってくる。
そうなったら海に浮きを入れてひたすらそこで待つ。
生きながらえている者達はこの中に垂れているものを知っているのか。
ちょびちょび、ちょびちょび
餌を食べているような気がするけれどまだ奥まではいっていない。
それを耐えながら待っていると何者かが食いついてくる。
大物か小物か、迷っているうちは修行が足りず、まだ負けてしまう。
それを乗り越え、掛かったと思ったらひたすらあげるのだ。
そして緩める。それを何回か繰り返せば釣れるはず。
そう思っていたけれど糸が耐えられなかったようだ。切れてしまったようだ。
まぁこんなこともあるだろう。
海の中では大物だったはずの魚が釣り針に泣き、陸の上では僕が泣く。


ジャンル:
小説
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