うまさいと

お馬さんは好きですか?

静寂に包まれて。

2005-07-17 14:57:39 | 競馬
Stop the Music, Sire of 44 Stakes Winners, Dies at 35(bloodhorse)

Stop the Musicが亡くなりました。老化による衰弱のために、安楽死処分がとられた模様です。35歳でした。今年のKentucky Derby(USA G1 D10f: ケンタッキーダービー)を制したGiacomo(ジャコモ)の母の父として名前を思い出される方も多いのではないかと。現在broodmare sireのランキング24位ということですか。といっても、Giacomo以外に何がいるかと言われてもわかりませんが。

Stop the Musicは父Hail to Reason, 母Bebopper(父Tom Fool)(F11-g)で現役時代は30戦11勝、同期にSecretariatとForegoがおりまして、彼にとってはmisfortune(不運)だったと書いてありますか。Secretariatは72, 73年の、Foregoは74, 75, 76年のHorse of the Yearであり、不世出の稀代の歴史的名馬だったということはありますね。

2歳時はFuturity S.(USA D6.5f), Champagne S.(USA 8f), Laurel Futurity(USA 8.5f)と3レース続けてSecretariatと勝ったり負けたりの好勝負・・・と言いたいところなのですが、Stop the Musicは2レース目のCampagne S.では1着も、実はSecretariatの進路妨害による繰り上がり1着だったりします。Futurity S.では1 3/4馬身差、Laurel Futurityでは8馬身差の完敗を喫していますねぇ。この年にはSaratoga Special S.も勝ってます。

注). アメリカでグレード制が施行されたのは73年から(だと思う)。

3歳時はDwyer H.(USA G2 D10f)で勝利をおさめ、Travers S.(USA G1 D10f), Withers S.(USA G2)でも2着。古馬になってからは、目立つところでは75年のMetropolitan H.(USA G1 D8f)でGold And Myrrhの2着、Forego相手には74年のVosburgh H.(USA G2 D7f), 75年のCarter H.(USA G2 D7f)で2着、75年のBrooklyn H.(USA G1 D10f)で3着しています。

種牡馬入りしてからの代表産駒はTemperence Hillでしょうか。80年のBelmont S.(USA G1 D12f), Travers S.(USA G1 D10f), Jokey Club Gold C.(USA G1 D12f)を制してEclipse Awards 3yo coltに輝きました。81年にはSuburban H.(USA G1 D10f)なども制しています。

Stop the MusicはTemperence Hill, Music Merci, Dontstop Themusic, Missy's Mirageなどの17頭のgrade stakes winnersを含めた44頭のblack type winners(stakes winner)を輩出したということです。日本ではジムカーナ、ニシノエトランゼなどでしょうか。

Stop the Music産駒の種牡馬成績はCure the BluesがJCを勝ったLe Glorieuxを輩出。最近では母の父としてCajun Beatを送り出しています。他にもたくさん挙げられるのでしょうが、今日はこれ位で。