魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

蛙のツラ

2016年02月26日 | 日記・エッセイ・コラム

東電原発事故の元会長ら三名が強制起訴されることになった。
勝俣恒久・元会長、武黒一郎・元副社長、武藤栄・元副社長の三名だ。
どうせ有罪には成らないだろうが、そんなことはどうでもいい。
この責任問題では、どうにも納得いかないことがある。

何事であれ、誰かの罪を追及することは、あまり性に合わない。どんな罪人にもそれなりの事情があるからだ。
だから、こういうことをわざわざ言うのは、あまり気持ちいいものではない。
しかし、どうにも釈然としない。なぜ、清水正孝・元社長は一切、追求されないのか。

会長と副社長のみ追求されて、最高責任者であるはずの社長の話は、なぜ、一切出てこないのか、どうにも、こうにも、納得がいかない。
それなりに、いろいろ理由はあるのだろう。しかし、社長は、会長や副社長より当事者、張本人のはずだ。

事故当時の、重ね重ねの責任回避の態度は、どんな理由があろうと、到底、納得がいかない。保証話しの時に顔を出した以外は、ほとんど、今責任を問われている三人が顔を出していた。

しかも、この清水社長は、事故が起こる前は、どこにでも顔を出して、横柄な態度で大見得ばかり切っていた。全く関心のなかった東電なのに、清水社長のインタビューが何故か一度ならず記憶に残っている。経営方針に疑問を憶えたことがあるからだろう。

周囲の人間が全員罪に問われるなか、自分は姿をくらましている。どうも、よほど要領の良い人間なのではなかろうか。なおさら、許せない。
火山学会の会長とどこか似ているが、偶然ではなかろう。清水元社長も犠牲者が50人ぐらいなら、平気で社長を続けていたのではなかろうか。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿