魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

対処次第

2013年11月24日 | 星の流れに

天王星、牡羊座時代の7年はまだ前半だが、そろそろ、牡牛座時代のことも考えなければならない。

その前に、
天王星周期の約半分の土星は、2014年末クリスマスイブに射手座に移る。実際には、サソリ座の25゜ぐらいで影響が出始めるから、11月には兆候が始まる。また、3月始め一時的に、23゜まで迫るから、その兆候の兆候のようなものがあるかも知れない。

ただ、今回の射手座の土星は、サソリ座の土星と似て、天秤座の時より恵まれている。天王星の助けがあるし、木星は獅子座の吉角にある。
現在サソリ座の土星も、魚座の海王星、カニ座の木星に救われている。
震災・津波・原発・円高・政貧の多重地獄を味わった天秤座の日本の時と比べれば、コタツでかき氷程度の冷たさだ。

しかし、2014年7月、サソリ座の土星を救う、カニ座の木星が獅子座に抜けると、急転直下、木星は90゜の凶角に変わる。
同様に、2015年8月、射手座の助けとなる獅子座の木星は、90゜凶角の乙女座に移る。

・・・と言っても、基本は吉星の木星だから、どれほどのことが起こるわけではない。土星の去った現在の日本も、6月末以来、木星は同じように、90゜凶角、第10室のカニ座にいる。
第10室の木星は、いわゆる「好事魔多し」のような危険で、良いことだらけの中に潜む危険だ。オリンピック、消費増税決定などもそれに入るだろう。日米同盟強化や株の反発なども、そうかも知れない。

天頂、天底での対処
90゜、180゜の凶角に惑星が来ると、他動的な問題が起こり、対処が非常に難しくなる。対処に苦しみ、それに失敗することで、本当に苦難が発生する。つまり、対処の仕方で、大難を小難に変えることも可能であり、場合によってはチャンスにさえなる。(難しいが)

天頂=第10室は、広く遠くからの影響だが、その対極の天底=第4室は、家庭内や周辺の問題だ。天秤座の日本に土星が来れば、中国には第4室であり、経済や国境問題発生で悩んだ・・・この時の中国を見れば良く解るのだが、些細な変化に、自ら進んでマズイ手を打った。

日本にとって第4室は山羊座だが、1990年前後に天王星や海王星が山羊座にいた。この時は土星まで重なって来た。
バブルから急転直下の崩壊。バブルそのものも、金融も、大きく方針を誤り、その後の20年の苦難を生むことになった。

自分から90゜の第10室、第4室は、対外、内情と問題は異なるが、吉星が来るか凶星が来るかで、表面上の吉凶は別れる。
もちろん、これは個人の運も同じだ。
いずれにしても、一番いけないのは過剰反応で、慌てることだ。
自動車運転中に、紛れ込んだ蜂が手に止まったとしても、ワッと動いてはいけない。大事故に繋がる。先ず、状況確認だ。

問題が発生した時の反応の仕方、対策の打ち方によっては、天国と地獄に別れる。とにかく地獄だけは避けたいのであれば、何もしないのが一番良い。良くもならない代わりに、最悪にもならない。

沈香も焚かず屁もこかず・・・だ。