皆様 こんにちは!
院長の徳岡です。
卵子や精子などの生殖細胞は、
体内の多くの細胞(体細胞)と違い、
染色体の数を半分にする減数分裂(成熟分裂)を行います。
その後、
受精により、親とは全く別の染色体を持つ新たな生命(子)が宿るのです。
この減数分裂の過程で、エラーが起こる事が多く、
女性の場合、年齢が高くなるについれてエラーを起こし易く、
染色体異常の数を有する卵子を排卵する確率が高くなるのです。
皆さんは、
染色体異常と聞くと、ダウン症を思い浮かべる方が多いようです。
ダウン症は、21番染色体が3本あるという異常ですが、
卵子由来が四分の三を占め、女性の年齢の関与がとても重要な例です。
しかしながら、染色体異常は、21番染色体以外にも、
13番や18番、22番や性染色体でも、高頻度に起こる事が判明しています。
また、染色体の数的以上を持った卵子や受精卵(胚)は、
多くが着床(妊娠)しない、あるいは流産に終わってしまうので、
出生児における染色体異常の割合は、わずか0,4%に減じるのです。
これらの事実から、いかに若い年齢で、妊娠を目指していく事が大切か、
あるいは年齢が高いのであれば、
いかに妊娠率が高い治療法を選択する事が大切なのかを、
是非とも考えて頂きたいと思っております。
今年の夏も暑いですが、
どうぞ体調管理を徹底して、楽しい夏をお過ごし下さい。
院長の徳岡でした。
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