とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

2月の看護部・検査部便り

2015年02月11日 | 看護部・検査部便り

2月の看護部・検査部便り


皆さまこんにちは!
雪も降り寒さが一段と増す日々ですが、お変わりありませんか?
つい、家に籠りたくなってしまいますが、
寒さを活かし、
ウィンタースポーツや温かい美味しいものを食べるなど、
冬を楽しみたいものですね。

今回は、
体外受精へのステップアップを迷われている方々へのお話です。

「院長先生から体外受精を勧められたのだけど、まだ気持ちが決められない」「
まだ人工授精でいいと思っている」
「もう人工授精は行ってもらえないのか」
といったご相談を頂くことがあります。

院長先生は、お一人お一人のこれまでの経過や、
様々な検査データを元に、
必要と判断された時に体外受精をお勧めしています。

私達は、皆さまのご希望やお気持ちを第一に考え、
皆さまの望まれる治療を行っていきたいと考えています。
そして、
皆さまの望まれる治療とは、
『妊娠できる治療』であると考えています。

人工授精を希望しているのに、体外受精を勧められることは、
ともすると耳の痛い厳しい言葉に感じられるかもしれませんね。
ですが、
それは、人工授精を望まれているお気持ちを無下にするという訳ではありません。

‘‘妊娠できる治療を’’と望まれているお気持ちを最大限に考えてのことです。

人工授精での妊娠の可能性が低い場合に、
それでも人工授精を実施することは、
その周期だけ考えれば患者様のご希望に添えることになりますが、
本当のご希望である妊娠するということを考えればこそ、
あえて厳しくにでも体外受精をお勧めするのです。

もし、ご夫婦が、
「私達は人工授精までで授からなければ、それで諦める」とお考えならば体外受精をお勧めはしません。
宗教や倫理観などで体外受精は行わないというお考えの方々もいらっしゃいます。
その考えは尊重されるべきものです。

しかし、もし、ご夫婦が、
「人工授精で授からなければ、いずれは体外受精もやっていこう」とお考えなのであれば、
‘‘いずれ’’をいつにするのかは、院長先生の判断に委ねて頂くと良いと思います。

妊娠するためには、こと女性にはタイムリミットがあります。
それは体質などによってもお一人お一人異なります。
ご自身で考えられているより、早い場合もあります。
後になって「遅かった」と言っても、もう戻ることはできません。
「もっと早く治療を始めていれば良かった」という言葉をお聞きするたびに、
私達もとても心が痛みます。
体外受精も、万能ではありません。
効果を十分に得られる適切な時期に行うことが大切なのです。

当院では毎月、体外受精についての勉強会も開催しております。
不明な点や不安な点などがあれば、専門スタッフが説明させて頂きます。
妊娠について、治療について、ご夫婦でよく話し合われてみて下さい。


とくおかLC看護部・検査部スタッフより


とくおかレディースクリニック





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