とくおかレディースクリニック~ブログ~

日々、徒然なるままに、書き込んで参ります。
どうか宜しくお付き合い下さい。

野田聖子議員御懐妊

2010年09月03日 | Weblog
早いもので、9月です。
まだまだ残暑厳しい日々ですが、
いつの間にか・・・つるべ落としの如く、
さっと涼しい秋に移行していってしまうのでしょうね・・・。
残り少ない残暑を楽しんで参りましょう!!
暑くて汗をかけるって有難い事ですから。

さて、
50歳をむかえられる野田聖子議員が、
米国で第三者から卵子提供を受け、無事に御懐妊されました。
来年2月中旬にご出産予定です。
自身の卵子を使っての体外受精14回の後の、第三者卵子提供による御懐妊となります。
精子提供は、事実婚の男性です。
とても気になる記事でしたので、
ありとあらゆる雑誌を買い込んで目を通しました

生殖医療に関わる者として、
是も非も・・・コメントは控えさせて頂きますが、
50歳の出産というものは至極大変なものだと存じます。
どうか無事にご出産されて欲しいと心から祈っております。

野田聖子議員は、
「出来れば自然に子供を授かれれば良かった」
「幸運なことに、科学技術の革新で妊娠ができた」
「私の生き方を多くの女性にまねて欲しいとは思わない」
「より自然な形で多くの女性が妊娠出来る国をつくっていけるよう頑張っていかねば」と、
仰っておられました。

今回のポイントは、
卵巣・卵子は年齢に左右されますが、
子宮はホルモンで何とかなるという事なのだと思います。

何を選択するも、
ご自身次第です。
妊娠する為にトコトン頑張りぬくか・・・、
ある程度の年数を決めて頑張るか・・・、
妊娠を諦めて別方向の幸せを求めるか・・・、
ご自身で選択したからには、どうか後悔をしないで欲しいと願います。

そして、心から願いたいのは、
まずはご夫婦の絆です。
体外受精に進んでから諍いが起こるようではなりません。
ご夫婦仲良く同じ方向を向いて、
心を合わせて、
すこぶる楽しく(不妊治療の現実は、とても楽しいものとはいえませんが・・・)、
どうかプラス思考で取り組んでいかれて欲しいです。

そんな状況でも、中にはいらっしゃるのです・・・
「不妊治療って、未知の世界で、毎回面白くて仕方ありませんでした」
「自分の”ホルモン値”にこれほど注目した事はありませんでした」
「”ホルモン”って微妙に面白く不思議なものですね、最後まで理解出来なかったけど」と、
昆虫を研究する少年ファーブルや・動物を研究する少年シートンのような方々も・・・。
他人事のように楽しめてしまえる人の方が結果を手にされておられるかもしれません。
とことん突き詰めて考え込んでしまって、
ご自分を責め追いやってしまう方は結果が遠退いてしまっているように感じます。
ただ、いえることは、決められたホルモン補充だけは怠って欲しくないという事です。
「あっ、飲み忘れた・貼り忘れた・・・」では結果に繋がらない方も出て参りますから。

それらの事は、不妊治療だけにいえるものではなく、
仕事でも職場でも何でも通じることになりますね・・・。

困難でも何でも、楽しめる人になってしまえたら素敵ですね。

夏から秋へ~は、
体調を崩しやすくなりますから、
真夏を乗り越えていた以上に、体調管理に気を付けられて下さい。

ーby事務長ー


コメント
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