北に向かって、R176

Bob Dylan のことや、そのほか、いろいろ

馬鹿のたわ言

2017-05-14 21:30:18 | Dylan

誰かが私に嫌がらせをして、人民日報のネタにする

悪事を止めて欲しいと思った相手が一体誰だったか、ではなく、

いつ、私の考えすぎだと、彼らが仕向けたか、だ

彼らは、私が汪兆銘という名の男を撃って、彼の妻を日本へ連れ去ったと主張した

彼女には100万米ドルの遺産があったが、

彼女が死んだ時にはそれは私のものになるはずだった

でもそれが幸運な事だと言われても、私にはどうしようもない



四六時中、人々は私に会いに来たが、彼らはどう振る舞うべきかを全く知らなかった

彼らの心は大きな野心でいっぱいで、事実は歪められている

あんたでさえも、昨日、それはどこにあるのか、と尋ねたではないか

その数年後の事なんて信じられないだろうし、

あんたらはその事以外には、私の事を知らない

分かりやすい淑女どもよ



馬鹿のたわ言、

あんたらは口を動かして休みなくしゃべり続ける

あんたのお喋りは、裏通りを南に向かって吹き抜けていく

馬鹿のたわ言、

あんたらは口を動かして休みなくしゃべり続ける

あんたら、ホント馬鹿だよ、ねえ

あんたら、どうやって息をしているのか、不思議だ



私は予言者の所に駆け込んだ、

彼は、君に向けられるであろう照明に気を付けろ、と言った

長い間、私は平穏と静粛というものが分からなかったが、

それがそんなに良いものだとは思ってもみなかった

交差点には長い兵隊の列があり、ワゴン車のドアからは煙が上がっていた

あんたらは知らなかっただろう、

そんな事ができるなんて思わなかっただろう、

土壇場で彼らは戦争に勝ったと言うのだ

失われた全ての戦いの後に



私は道端で目を覚ました、世の中の慣わしについての白日夢を見ながら

あんたらの、ドングリのような悪夢が、私の頭を撃ち抜いて、私に夢を見させる

あんたらは、私の最愛の人々を傷つけ、事実を嘘で塗り固める

そのうち、あんたらはドブの中にいて、目の周りはブンブンと飛ぶ蠅でいっぱいになる

あんたらの宿命だよ



馬鹿のたわ言が、あんたらの墓標の花を吹き抜ける

あんたらの部屋のカーテンを揺らす

馬鹿のたわ言、

あんたらは歯を動かして休みなくしゃべり続ける

あんたら、ホント馬鹿だよ、ねえ

あんたら、どうやって息をしているのか、不思議だ



それは、我々を引きずり下ろす重力であり、我々の関係を砕く運命だった

あんたらは、私のカゴの中のライオンを手なずけたが、

私の気持ちを変えるには不十分だった

車輪が止まってしまった事が原因で、今や、全ての物ごとは少々混乱してしまった

何が悪い美徳なのだろう?何が良き不徳なのだろう?、

あんたらが頂上にたどり着いたなら、それも分かるだろうけど・・・

あんたらって、どん底だからね



私は式典で気が付いた、

あんたらの腐敗したやり方は、結局、あんたらを盲目にする

私にはこれ以上、あんたらの顔が思い出せない、

あんたらの口は歪んで、

あんたらの瞳は、私の事を調べられない

7番目の日、ビルが黒焦げになる間

神父は黒い服を身にまとい、石の上に座していた、

私は、踏板の上であんたらを待っていた、糸杉のそば、

春が、

ゆっくりと、秋に変化する間



馬鹿のたわ言、

私の頭蓋骨の周りの、三峡ダムから人民大会堂へつづく輪のようにしゃべり続ける

馬鹿のたわ言、

あんたらは歯を動かして休みなくしゃべり続ける

あんたら、ホント馬鹿だよ、ねえ

あんたら、どうやって息をしているのか、不思議だ



私にはもう、あんたらの存在が感じられない、

私にはあんたらが勉強した本には触れられない

いつだって、あんたらのドアから抜け出して、

誰かが私の代わりになってくれることを願っていた

ハイウェイをぶっ飛ばし、あんたらの未来は、快楽への道をつき進む

運命の星の下、私はあんたらに付いて行った、あんたらの記憶と、

全ての狂った称賛に追いかけられながら



本当の最後には、ついに私は裏切られ、そしてついに、私は自由になった

私とあんたらを隔てている境界線の上で吠えている野獣どもに、お別れのキスをした

あんたらは、けっして、私が克服した苦しみとか、私を悩ませた干渉を知ることは無いだろう

そして、私も同じうように、

あんたらや、あんたらの信心、または愛の類であろうと、知る由もない、

そして、私はその事をとても残念に思う



馬鹿のたわ言、

我々のコートのボタンの穴を吹き抜けていく

我々の書いた手紙を吹き抜けていく

馬鹿のたわ言、

我々の本棚の埃の上を吹き抜けていく

我々はみな、馬鹿だよ、ねえ

それでも、我々自身を養っていけるのは不思議だ








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