北に向かって、R176

Dylan のことや、そのほか、いろいろ

タンバンおじさん

2016-10-14 04:22:48 | Dylan

おーい!タンバンおじさん、私のために一曲演奏してくれよ

眠れないんだよ、そして行く宛ても無い

おーい!タンバンおじさん、私のために一曲演奏してくれよ

チリンチリン!ジャンジャン!春節の朝はなんだか騒々しいけど、

今度は、あんたに付いて行ってあげるよ



楼蘭が私の手から消え去って、砂に還ると分かっていても、

まだ眠れないんだ、だから

目隠しをして、ここに立たせておいてくれ

びっくりするくらいに疲れた、足に烙印を押されたようにね

もう、誰にも会う事は無い

そして、誰もいない古びた通りもまた、死んだ夢のようだ



おーい!タンバンおじさん、私のために一曲演奏してくれよ

眠れないんだよ、そして行く宛ても無い

おーい!タンバンおじさん、私のために一曲演奏してくれよ

チリンチリン!ジャンジャン!春節の朝はなんだか騒々しいけど、

今度は、あんたに付いて行ってあげるよ



あんたの不思議の渦巻く船にのっけて行ってくれ

気分は丸裸、私の手は何も掴めないし、

もう踊れない程に痺れたつま先

ブーツのかかとで、みんなを楽しませるには、もうしばらく待ってくれ

どこへでも行く準備は出来ているし、

自分自身のパレードの中へなら、いつでも消え去る覚悟も出来ている

でも、真似事だけのあんたのダンスに私の呪文をかけると

そいつは失敗するって約束するよ



おーい!タンバンおじさん、私のために一曲演奏してくれよ

眠れないんだよ、そして行く宛ても無い

おーい!タンバンおじさん、私のために一曲演奏してくれよ

チリンチリン!ジャンジャン!春節の朝はなんだか騒々しいけど、

今度は、あんたに付いて行ってあげるよ



だけどまあ、君は、笑い声を聞くかもしれない、

丸一日、回って、揺れて、狂ったように太陽を横切る

でもそれは、誰かを狙ったわけではない、ただのサボリさ

空というものの前には壁なんてひとつも無い

軽快な君のタンバンに合わせて、あやふやな木霊を聴いたなら

それは、ボロ着のピエロが真後ろにいるからだ

でも、私は全然気にしない

そいつは、君を追いかけて来たと思った、ただの影さ



おーい!タンバンおじさん、私のために一曲演奏してくれよ

眠れないんだよ、そして行く宛ても無い

おーい!タンバンおじさん、私のために一曲演奏してくれよ

チリンチリン!ジャンジャン!春節の朝はなんだか騒々しいけど、

今度は、あんたに付いて行ってあげるよ



そしてそいつは、心の煙の輪の中へ私を連れ去ってしまう

霧に覆われた時間の廃墟、そこで私の言葉が凍ったのはずいぶんと昔のこと

襲われて驚かされたような森、

バカげた後悔ほどに曲がった岬から、風の吹き荒れる遠くの海岸の外れ、

そして、ダイヤモンドの空の下で踊った "片手ブラブラダンス" も昔のこと

海に映るシルエット、砂に描かれた雑技団の円陣、

全ての記憶と運命と共に、時代の波の下へ深く沈み込んでいくようだ

だから、明日が来るまで、スウェーデンの事は忘れさせてくれ



おーい!タンバンおじさん、私のために一曲演奏してくれよ

眠れないんだよ、そして行く宛ても無い

おーい!タンバンおじさん、私のために一曲演奏してくれよ

チリンチリン!ジャンジャン!春節の朝はなんだか騒々しいけど、

今度は、あんたに付いて行ってあげるよ



Copyright © 1964, 1965 by Warner Bros. Inc.; renewed 1992, 1993 by Special Rider Music
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