気楽にとり(鳥&撮り)歩き

2015年夏にデジイチを購入して本格的に鳥見をはじめました。近場で身近な野鳥たちを観察しながら撮影しています。

オオハムは神の使い?

2016年12月28日 | アビの仲間
12月上旬に撮影したオオハムです。
近場の漁港に2羽が渡来して話題を呼んでいました。


野鳥図鑑には、冬羽では、頭から体の上面は黒味の強い褐色と書かれていますが、
羽縁に白い部分が目立つので、幼鳥なのでしょうか?

  
翼開長120cm前後、大型のアビ類です。


沿岸部で見られるのは珍しいのかと思っていましたが、
調べてみると、かつては冬の瀬戸内海にアビ類の大群が渡来していたそうです。


体下面は、まぶしいほどの純白です。
遠目には、カワウのように見える体格でした。


ようやく2羽揃った場面が撮れました。


ユリカモメと比較してこの大きさです。


実際には生き生きとして可愛らしい姿を見せてくれるのですが、
時折、人間っぽくも見えてドキッとさせられました。


顔が白いせいでしょうか、博多人形や浮世絵の面長の美女を彷彿とさせます。
そんな印象が強調される写真が多く撮れていました。


海の恵みをもたらす神の使いとも考えられていたのは、この容貌の影響もあるのでは…と、ふと、考えてしまいました。


次回は、オオハムが魚を捕食する場面を掲載します。

オオハム(大波武) Black-throated Diver 全長 約72cm
和名は、魚食=うおはみ、を語源とし、潜水して魚を捕らえる生態をあらわしているそうです。


アビ類のこの習性を利用したアビ漁が瀬戸内海で古くから行われてきたそうです。
アビ類に追われた小魚をねらって寄ってくる鯛を漁師が吊り上げる漁法で、
元禄時代から「鳥持網代」(とりもちあじろ)と呼ばれていました。

広島県呉市沿岸海域は、人と鳥の共生の貴重な事例として、
「あび渡来群遊海面」の名で昭和6年に国の天然記念物にも指定されました。

高級魚をもたらしてくれるアビ類は神の使いとも考えられていましたが、
アビ漁に利用されていた鳥は正確にはアビではなく、
主にこのオオハムやシロエリオオハムだっだようです。
残念なことに、様々な要因からアビ類の渡来数が激減して
アビ漁は、昭和60年代に途絶えてしまったそうです。

参考文献:『日本野鳥歳時記』ナツメ社


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